副題の「THE RISE OF COBRA」から「G.I.ジョー・シリーズ」のオープニングを飾る作品であることは想像でき、予想通り、「顔見世興行」的な内容でしたが、最初にしては、「アクセル全開」でストーリーが展開していったので、じっくり堪能できました。エッフェル塔倒壊を防ぐべくパリへ急行する下りは特に迫力がありました。ただ、後で振り返ると「アクセル全開」すぎて、ストーリーが大雑把に感じたのと、特に北極海での戦いでは、サウンド・オブ・サンダーのような雑なCGに違和感を感じましたが、オチが想定外だったので相殺できるのかなと思いました。本作では、主役のデュークが「覚醒前夜」で、まだまだ地味で、バロネス=アナ(シエナ・ミラー)のほうが主役を喰っている感は否めなかったので、次回作以降の「覚醒」ぶりに期待したいです。あと、イ・ビョンホン=ストームシャドーはハリウッドだと他のアジアのスターほどの存在感は示せてないように思いました。今後のイ・ビョンホンの活躍にも期待したいですね。