上映終了が近づいてきたので、駆け込み気味に「グラン・トリノ」を観てきました。
『イーストウッド流オトシマエのつけかた』がお見事でした。
セリフ中心でじっくり見せながらストーリーは展開していくのですが、チェンジリング同様過度でなく抑え目の展開もぐいぐいスクリーンにひきつけられ、一介の『復讐劇』で終わらないところがこの作品の魅力になっているのでしょう。
ハリー・キャラハン=クリント・イーストウッドというイメージで「復讐劇」にありがちなラストシーンを想像してしまうのも意表をつくラストシーンへの驚きにもつながっていると思います。
最初はさすがに年老いた姿が気の毒に見えたのですが、ストーリーが展開するにつれて、輝きを増した「老いてもなお健在」のクリント・イーストウッドを観られたのもよかったと思いますし、レッドクリフ PartIIを観た直後だけに、製作費をかけたブロックバスター・ムービーにはない魅力がいっぱいの作品だったと思います。映画の奥深さをこの2日間で改めて感じたような気がします。
参考:
グラン・トリノ – goo 映画
グラン・トリノ@映画生活
作品の評価:
グラン・トリノ:クリントイーストウッドが描いた古きアメリカの総括(ビールを飲みながら考えてみた…)
グラン・トリノ(INTRO)
評価:★★(評論・コラム多すぎ。それで800円はボッタクリ!パンフレットはレッド・クリフと対照的に高価でも低評価)
横800円
“グラン・トリノ – grantorino – (個人的評価:★★★★★)” の続きを読む