ノウイングを観てきました。
アメリカでは批評家のウケが悪く、それに反して、まずまずヒットした作品だったそうなのですが、個人的には、映像的なインパクトがかなりあって、それ以降の映像をリアルに感じてしまい、すべて受け入れてしまう妙な説得力がある作品でした。
CMや予告編の航空機の墜落、地下鉄がホームに突っ込むシーンがハイライトにはなるのですが、現場で立ち会ってしまったようなそんな臨場感、惨事を防げずに、何もできなかった無力感を主人公と共有してしまう妙な説得力がありました。以降、目の前で繰り広げられる映像は、額面以上の妙なリアル感を感じるようになったので、作品にグイグイ引っ張られる感じが心地よく、ラストもどう「オチ」をつけるのかと思いましたが、納得の行くものだったと思います。
あと、劇中に流れる「クラシック音楽」も効果的だったと思います。
(あとで調べると「ル・ポネ101さんの記事」にベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章で「落下の王国」でも使われていたとのことで、どこかで聞いたことがある曲だと思いました。)
ニコラス・ケイジの作品では、「NEXT」も面白かったですが、本作も彼の代表作の一つになりうるかもしれないと思います。
作品の評価:
ノウイング ▲(どんくらの映画わくわくどきどき)
ノウイング(すたほ~映画・本の部屋~)
ノウイング(ル・ポネ101)
評価:★★★(写真は豊富。ニコラス・ケイジのインタビュー記事あり。スーパーフレアとか劇中に出てくるキーワードの説明が欲しかった。)
変型600円
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