デス・レース – DEATH RACE – (個人的評価:★★)

さっそく、デス・レースを観てきました。
本作は「デスレース2000」のリメイクということですが、「デスレース2000」はまったく見てないので、実質、初ものということになりました。

費用はそれなりにかけていても、なぜかB級っぽいテイストの映画にジェイソン・ステイサムはぴったりだと常々思っているのですが、予告編を見て、彼らしい作品だと思い、楽しみにしていました。
ただ、テレビCMで「○○デス」とか無理やり印象に残るようなフレーズをつけていて、こういうときは、作品の内容がいまいちなことが多いので、若干、不安は感じていました。

観終わった瞬間、抱いていた不安な予感は的中してしまいました。
確かにカーアクションシーンは迫力満点で、肝心のストーリーも悪くはないのだけれど、立て板に水を流すように淡々と進みすぎて、メリハリがないというか、何のひねりもなく終わってしまったという感じでした。ストーリー半ばでなんとなくラストが読めてしまうのも・・・。
カーアクションシーンに力を入れすぎて、それ以外のシーンに心を配らなかったようにも見えましたし、レーサーのキャラ付けや主人公も含めた登場人物の説明も中途半端だし、それぞれのシーンも「お約束」って感じがして、強烈な印象を残すようなシーンがなかったのが残念です。

パンフレット 評価:★★(出演者・監督ロングインタビューあり。写真は選んだものがいまいちかな。)
縦 600円

参考:
デス・レース – goo 映画
デス・レース@映画生活

作品の評価:
デス・レース(シネマ日記)
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ブラインドネス – BLINDNESS – (個人的評価:★★★)

さっそく公開初日に、ブラインドネスを観てきました。

観るまでは、たまたま予告編でやっていた「感染列島」のようなパニック映画だろうと推測しましたが、まったく毛色が違っていて、ある意味SAW(ソウ)シリーズよりエグい「密室劇」でした。
イメージとしては、「バベル」(多国籍)と「ミスト」(密室劇の一面)を足して2で割ったようなそんな感じでしょうか。

極限状態に追い込まれた人間集団の心理を緻密に描いていて、個人的には観た後、人間の集団がこういった極限状態の状況に陥ったときにとる行動としては、まったくありえない話ではないと思い、暗澹たる気持ちになりました。

そういった「密室劇」の後半以降、「このシーンいるの?」っていう感じのシーンが続き、若干ダレ気味になりますが、観終わった後、ネットやパンフレットを見ると、そういったシーンの意図も理解できました。そういう意味でひとつひとつのシーンにおいては、ちょっとわかりにくい部分もあるのかなと思いますが、ひとつひとつのシーンが丁寧に撮られていたという見方もできるでしょう。パンフレットを見ると「ナイロビの蜂」の監督ということを知り、納得がいきました。

パンフレット 評価:★★★(出演者・監督ロングインタビューあり。900円はムダに高い。GAGAさん、パンフレットで儲けようとしていない?)
縦 900円

参考:
ブラインドネス – goo 映画
ブラインドネス@映画生活

作品の評価:
#304 『ブラインドネス』(伊藤Pのブログ)
裏#67 『ブラインドネス』ネタバレ解釈編(伊藤Pの部屋) [ネタバレ注意]
ブラインドネス(北浦和映画劇場)
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X-ファイル:真実を求めて – The X Files I want to believe – (個人的評価:★★)

さっそく初日に「X-ファイル:真実を求めて」を観てきました。

特に地上波放送時にX-ファイルをかぶりついて見ていたわけでもなく、熱狂的なファンというわけではなかったのですが、見ていた当時の印象としては、ただの海外ドラマではないスケール感があって、ストーリーも練られていて見ごたえがあり、『映画っぽいテレビドラマ』という印象を持っていました。

今回もストーリーは非常に練られているなという印象は持ちましたが、当時の印象とは逆に『テレビドラマっぽい映画』という印象を持ち、映画としては、しょぼいなというのが正直な感想でした。あと、作品の印象としては、副題の「I want to believe」のほうがしっくりくるかなと思います。

映画なので、スケール感があって、クリーチャーやエイリアンの登場を期待していたのですが、題材が映画にしては地味だったのかなと思います。モルダーとスカリーのファンにとっては、もろ手を挙げて大歓迎的な作品なのかもしれませんが、そうでもない人にとっては、スケール感のある題材があってこそのモルダー、スカリーだと思います。本作は、ちょっと2人の関係を意識して作りすぎたのかなとは思いますが・・・・。
最後に、館内が明るくなるまで、居るとほんのちょっとだけいいことがあるかも(^^)

個人的にはいまだに、ジュリアン・ムーアとジリアン・アンダーソンを間違ってしまうことがありますが・・・。

パンフレット 評価:★★★(出演者・監督インタビューあり。写真は少ないけど、500円ならこんなもんか・・・。)
縦 500円

参考:
X-ファイル:真実を求めて – goo 映画
X-ファイル:真実を求めて@映画生活

作品の評価:
Xファイルの新たなる劇場版 真実を求めて(見てるか、B級!?)
X-ファイル:真実を求めて(Akira’s VOICE)
X-ファイル:真実を求めて/THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE(いい加減社長の日記)
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レッドクリフ Part I – Red Criff Part I – (個人的評価:★★★)

さっそくレッドクリフ Part I を観てきました。

個人的には、「三国志」をあまり知らず、「魏呉蜀の三国時代関連の物語?」くらいの知識しかなかったので、見る前は不安が先立ちましたが、日本用に最初に背景的な話をしてくれるのと、何度か登場人物が映ったタイミングで「名前の字幕」を入れてくれているので、安心して、レッドクリフの世界に入っていけると思います。

パンフレットを読むと、もともと1作ものだったそうで、2部構成にしたため、本作は、曹操、孔明、孫権らの「顔見世興行」的な作品になっています。
1作ものだっただけに、本作の見せ場が「あれ」とは、ちょっと弱いような気がしますし、逆に「あれ」が見せ場なら、他のシーンは何か「時間稼ぎ」的にも見え、別に「必要か?」と思いました。まあ、Part IIを観るための「助走」と割り切れば、2時間半の大作ですが、じっくり観られると思います。それにしても「お金はかけてるなあ」と映像を観て、しみじみ感じます。個人的には、金城武が孔明を貫禄たっぷりに演じ、存在感を示していて、よかったです。(中村獅童は曹操側でヒールのほうがよいと思いましたが・・・。)

今回のベースとなったという「三国志演義」ではどうかわからないのですが、曹操がもうちょっと憎たらしいヒールで脚色すれば、もっと盛り上がるのだろうなと思いました。あまり残虐に書いてしまうと中国等で上映できず、中国当局のクレームもあるかもしれなかったかもしれませんが・・・。個人的には、三国志演義等で描かれている曹操、孔明、孫権のイメージについて、三国志を読んだりしてよく知っている人のこの作品の評価を聞いてみたいですね。

半年後に上映されるというPart IIの「赤壁の戦い」を観たくなるそんな「Part I」に仕上がっていると思います。テレビ朝日がバックにいるので、Part IIの封切間際に「Part I」をテレビで放送するような気がしますが・・・・。個人的には「Part II」までに、三国志関連の本やマンガなど読んでみたくなりました。

パンフレット 評価:★★★★(出演者・監督インタビューあり。三国志の簡単な説明もあり、写真も豊富。)
縦 600円

参考:
レッドクリフ Part I – goo 映画
レッドクリフ Part I@映画生活
レッドクリフ Part II 公式サイト

作品の評価:
レッドクリフ Part1(Akira’s VOICE)
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センター・オブ・ジ・アース(2D・日本語吹替版) – JOURNEY OF THE CENTER OF THE EARTH – (個人的評価:★★)

センター・オブ・ジ・アース 2D版<日本語吹替版>を映画の日に観てきました。

まず、個人的には、字幕版の上映が全国でも10に満たず、関東地区の上映館がないというのが、非常に不満でした。「ライラの冒険」でコケたGYAOの子供連れでも来やすいようにしようとした戦略が見え隠れしましたが、実際、子供連れが多く来ていたので、戦略としては成功なんでしょうね。

肝心の内容ですが、テレビCMや予告編で見せたシーン以上の見せ場もなく、上記のようなマーケティング戦略で集客を増やさないといけなかったのも仕方なしかなと思える内容でした。
アトラクション・ムービーとしては、面白いと思うのですが、テレビCMや予告編以上の見せ場を期待するも「やっぱりか?」という内容でしたね。
パンフレットには、監督のインタビューに「2Dでも楽しめるものにしたかった」とありますが、3Dだと新鮮味のある作品だったのかもしれません。ビデオ・DVDリリースでヒットするかもしれませんね。

パンフレット 評価:★★★★(インタビューあり。作品は平凡でも、パンフレットはこの価格でこの内容なら満足。)
縦 500円

参考:
センター・オブ・ジ・アース 2D版<日本語吹替版> – goo 映画
センター・オブ・ジ・アース@映画生活

作品の評価:
「センター・オブ・ジ・アース」 (ひらりん的映画ブログ)
センター・オブ・ジ・アース(映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評)
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