ランボー 最後の戦場 – JOHN RAMBO – (個人的評価:★★★)

さっそく初日にランボー 最後の戦場を観てきました。

スタローンは改めて歳を取ったなあと思いますが、作品に掛ける熱意はロッキー・ファイナル同様、スクリーンから十分に伝わってきました。
舞台は『内戦』下のミャンマーとかつてのランボー・シリーズからするとスケールダウンしているように見えますが、ある意味、1作目に原点回帰したとも取れるようなストーリーでした。
ただ、戦場のシーンはシリーズ中で一番エグかったように思います。戦場の最前線は、規模の大小は問わず、極限の人間同士の戦いがあり、常に厳しい状況下なのだということは十分に理解できました。
このあたりもスタローンがあえて、観た人にミャンマー内戦の最前線の現状を知らしめるために、残虐な描写をしたのでしょう。
日本の公開前に、ミャンマーのサイクロン禍があり、その後の軍事政権の対応への国際的批判が集まっていますが、この作品を額面半分に受け取っても、政権の一面はよくわかりました。

ストーリー的にはひねりもなく普通の展開で、過去のシリーズと比較して、ランボーと互角に渡り合うヒールがいなかったので、消化不良気味の感があっても、あえて「スタローンよくがんばった」と言いたいですね。

原題は「JOHN RAMBO」といたってシンプルなのですが、GAGAはやたらと誇張して「最後の戦場」と煽りまくっていますね。
スタローン自身は、そういう意図を持って作ったとの話も伝わっていますが、実際のところはどうなのでしょう・・・・。
ただ、スタローンの動きとかを見ていると少なくともランボー・シリーズは最後なのかな(最後でいい)という気がしますね。

最後に、世間知らずで恐縮ですが、劇中ミャンマーではなく「BURMA:ビルマ」というセリフがところどころ出てくるので、気になっていたのですが、国際的に「ミャンマー」という国名が認知されているわけでもないということも、この作品を通じて知った次第です。

パンフレット 評価:★★(前3作までの歴史をもうちょっと掘り下げてくれてもよかったかな??)
価格600円 横

参考:
ランボー 最後の戦場 – goo 映画
ランボー 最後の戦場@映画生活

作品の評価:
『ランボー 最後の戦場』(セガール気分で逢いましょう)
“ランボー 最後の戦場 – JOHN RAMBO – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

紀元前1万年 – 10000B.C. – (個人的評価:★★)

遡りの投稿ですいません。。。。
ようやく、紀元前1万年を観ることができました。

紀元前一万年に生きている人間が英語を流暢に話していることに違和感を感じつつ観ていましたが、別の星の物語っていう割り切りで観れば、(TOHOシネマズの特典を使って無料で観たので、冷静な評価ですが)気分転換には、楽しめる作品です。
うがった見方をすれば、エメリッヒ監督がCGでマンモスをスクリーンいっぱいに描きたかっただけなんじゃないのかなと思ってしまったりもします。また、デイ・アフター・トゥモローを観て思ったのですが、監督自身が見たい作りたいワンシーンの「絵」ありきで、脚本等は後付けしていくタイプなんじゃないかなと思いました。確かに前半のマンモスの群れのシーンは、かつての宇宙戦争のように音で座席が揺れるくらい大迫力でしたが、これが一番のハイライトだったような気がします。

後半は(時代はぜんぜん違いますが)、「300」(スリーハンドレッド)っぽいような気もしましたし、監督自身がマンモスのシーンでお腹いっぱいになられたのかなと思いました。あまり「無理筋」で作っちゃうと本作のように「監督の意図」を必要以上に感じますし、ほどほどがいいんでしょうね。

パンフレット 評価:★★★(読み物が意外と面白かったです。)
価格600円 横

参考:
紀元前1万年 – goo 映画
紀元前1万年@映画生活

作品の評価:
『紀元前1万年』(セガール気分で逢いましょう)
“紀元前1万年 – 10000B.C. – (個人的評価:★★)” の続きを読む

ミスト – The mist – (個人的評価:★★★)

遡りの投稿で恐縮です。。。。
ミストを観てきました。

スティーブン・キング原作というのにはあまり触手が動かないのですが、「衝撃のラスト15分」という「煽り」に期待して観に行きました。
川崎では、TOHOシネマズのみでの上映だったので、私が行った夕方の回はなんと満席という大盛況ぶりでした。

確かに、あの15分間は『衝撃』でしたが、見事に伏線は張ってたし、作品を通して伝えたい製作側のメッセージに繋がってるような気がしました。
作品中に出てくる『霧の中の物』はつい最近DVDが発売になった『あれ』や『あれ』と映画館で上映中の『あれ』になんとなく似てるような気がしますが、そういう作品だとは思ってなかったので、驚きでした。
片田舎のスーパーでの密室での人間達の心理劇みたいな感じですが、『霧の中の物』の多彩さが単なる「密室劇」には終わらずに、奥の深い作品になっているような気がします。
最初は「霧」と「軍」というキーワードで、宇宙人を題材にしたものだと読んでいたのですが・・・・。

パンフレット 評価:★★★(ねたバレな内容なので、上映前に見ないほうがいいでしょう。)
価格600円 横

参考:
ミスト – goo 映画
ミスト@映画生活

作品の評価:
ミスト(見てるか、B級!? )
“ミスト – The mist – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

PAGE TOP