ワールド・オブ・ライズ – Body of Lies – (個人的評価:★★)

TOHOシネマズのマイレージポイントがちょうど6ポイントたまったので、年末の帰省前に、「ワールド・オブ・ライズ」を「映画鑑賞締め」という位置付けで観てきました。

観る前のイメージは諜報活動の最前線の厳しい一面を見せるような内容かなと思っていました。
邦題の「ワールド・オブ・ライズ」と比べると大きなタイトルの割には、ちんけなラストかなと思います。
えっ?それで終わりみたいな・・・。爆破シーン等は迫力満点なのですが、爆破シーンはあくまでおまけで、諜報活動の最前線を通した「人間ドラマ」を描きかったように思ったのですが、中途半端なように見えました。
ハニを演じたマーク・ストロングのほうが存在感があったような気もしましたし、「ブラック・ダイヤモンド」でディカプリオを少々見直したのですが、また急降下ですね。ラッセル・クロウをもうちょっと「冷徹なボス」にしたほうがディカプリオも際立ったかなとも思いました。
予告編等から非常に期待していただけに残念です。

参考:
ワールド・オブ・ライズ – goo 映画
ワールド・オブ・ライズ@映画生活

作品の評価:
『ワールド・オブ・ライズ』 2008-No88(映画館で観ましょ♪)
『ワールド・オブ・ライズ(Body of Lies)』 (Heart Attack)

パンフレット 評価:★(買う価値ほとんどなし。写真ほとんどなし)
横 800円


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地球が静止する日 – THE DAY THE EARTH STOOD STILL – (個人的評価:★★)

地球が静止する日を観てきました。

祝日の夕方で2割の入りと「微妙な感じ」でしたが、見終わったときも「微妙な感じ」でした。
この「微妙な感じ」、何かで味わったと思い出したら、トム・クルーズの「宇宙戦争」を観たときと同じような感覚でした。
リメイク前の作品は観ていないのですが、原作が何十年も前のものなのからか、リメイク前の作品に忠実に作ったのかわかりませんが、題材はいいし、映像はそこそこでも、ストーリーが古臭いとなんというか、宇宙戦争と同じで、リメイク自体に無理があるのではと思いました。
そもそも、主役のクラトゥがキアヌ・リーブスでないとだめだったのか?という疑問も沸きましたし、キアヌ本人は、チャレンジ精神は旺盛なのでしょうけど、クラトゥのように冷静で無表情なキャラクターは、キアヌ・リーブスには合っていないように思いました。
ストーリーに説得力もなく、個人的には、あの程度の会話と彼女たちの行動で「改心」するということ自体、理解に苦しみました。20世紀フォックスも大々的なプロモーションですが、これだけの「力作」なら、もう20分30分でも映像を追加して、もうちょっと深みがあって、説得力のあるストーリーにしてもらいたかったと思います。
個人的には、あと、ワールド・オブ・ライズとミラーズで2008年の見納めにしたいと思いますが、この作品を「トリ」にしなくて、まずはよかったと思います。(テレビCMの煽り方から、この2作もイヤな予感はしているのですが・・・。)

パンフレット 評価:★★★(写真は多い。キアヌのインタビュー記事あり)
縦 600円

参考:
地球が静止する日 – goo 映画
地球が静止する日@映画生活

作品の評価:
[映画]地球が静止する日(NOW HERE)
「地球が静止する日」大げさな割りに中身ナシ(soramove)
地球が静止する日(映画通信シネマッシモプロの映画ライターが贈る映画評)
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1408号室 – 1408 – (個人的評価:★★)

1408号室を観てきました。

「ミスト」でスティーブンキング原作物の面白さを改めて認識しましたが、本作は「密室版シャイニング」のようで、しつこいゴースト?の『精神を揺さぶる攻撃』を堪能しました。
「ミスト」ほど”ひねりの効いたラスト”ではありませんでしたが、「スティーブンキングもの」らしい人によって解釈の分かれるラストで、まずまずだったと思います。贅沢を言うなら、もう少し「バッドエンディング」っぽくてもよかったと思いましたが・・・・。
もう少し支配人=サミュエルジャクソンの登場があればよかったかなと思いましたが、少ない登場でも、重要な役回りを演じて、存在感を示しています。

パンフレット 評価:★★(600円にしては中身いまいち。写真も少なめ。)
縦 600円

参考:
1408号室 – goo 映画
1408号室@映画生活

作品の評価:
1408号室(ともやの映画大好きっ!)
その部屋からは、生きて帰れない!【1408号室】”1408″/巨匠 スティーヴン・キング…(カルト、ホラー、B級、アクション、バイオレンス、SF、ファンタジー、映画大好き!『 MACHETE/ マチェーテ !』)
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WALL・E/ウォーリー (個人的評価:★★★★)

さっそく、WALL・E/ウォーリー を観てきました。

ピクサー製作のアニメ映画は観ないのですが、ウォーリーのR2D2っぽいしぐさと音声、アニメーションの作風がリアルっぽい感じだったのに興味をそそられたので観ることにしました。

会話ができないロボット2体を軸にストーリーが展開されますが、セリフ(会話)らしいものがほとんどないのに、物語として成立させた製作側の手腕に脱帽です。アニメーション作品なので、物語の背景等詳しい説明はほとんどないですが、無理筋でもなく、大人でも子供でも楽しめる作品に仕上がっています。セリフがないので、単調な作品になるかと思いきや、テンポよく1時間40分があっという間に過ぎてしまいます。大げさかもしれませんが、現代版(チャップリンの)無声映画っていう印象を持ちました。そういった意味でこの作品に新鮮さを感じました。何でも「食わず嫌い」はいけませんね・・・。

パンフレット 評価:★★(子供向けっぽいので、大人にはいまいちか)
変形 600円

参考:
ウォーリー – goo 映画
ウォーリー@映画生活

作品の評価:
PIXAR(ピクサー)の最高傑作かも?「WALL・E」(ウォーリー)(夢を伝える紳士bobby`s☆hiroのシネプラザ)
ベタな内容だが胸がキュンとなる「ウォーリー」(てんシネ探検隊)
もう、ひとりぼっちじゃないよ。。。☆ 『WALL・E/ウォーリー』 ☆(honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)
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D-WARS ディー・ウォーズ – D-WAR – (個人的評価:★★★)

上映館も少ない中、D-WARSを観てきました。
12月1日・映画の日の最終回だったのですが、平日とはいえ、観客6人と寂しいものでした。

正直あまり期待もしていなかったのですが、これぞ「ザ・B級」という作品だと思います。
主人公もヒロインもいかにも金をかけてないというのが一目瞭然なキャスティングですし、実質の主役は「イムギ」(ただ、「邪悪なイムギ」もいまいち抜けてるところもありましたが・・・。)であり、L.A.を所狭しと暴れまわるモンスターたちだったと思います。個人的には、近藤正臣似のFBIの捜査官が気になりました。
あと、特徴的だと思ったのは、残虐なシーンが抑え目(ほとんどない)でお色気シーンが皆無なのは、韓国作品ということもあるのでしょうけど、なんといっても、ストーリーの飛びっぷりがB級の最たるものだと思います。
B級と割り切れば、少々の無理筋は許せるかなと思いますし、割り切ってみれば、非常に面白い作品だと思います。
パンフレットにありましたが、モンスターがL.A.を大暴れするシーンは「監督の熱意」が伝わってくるような気がしましたし、エンドロールで流れる「アリランをフィーチャーしたテーマ」がラストシーンの余韻と相まって、いい感じでした。

あと、ソニーピクチャーズの配給作品は、大作はもちろんのこと、今回のD-WARSもそうですが、スターシップ・トゥルーパーズなど渋いところを突いてくる作品も多いので、今後もこういった作品を期待したいですね。

パンフレット 評価:★★★(写真も割とあって、モンスターの説明もあるので、まずまずかな。)
横 700円

参考:
D-WARS ディー・ウォーズ – goo 映画
D-WARS ディー・ウォーズ@映画生活

作品の評価:
[映画]D-WARS ディー・ウォーズ(NOW HERE)
D-WARS(ぞうが大すきだー)
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ソウ5 – SAW V – (個人的評価:★★★)

さっそくソウ5を観てきました。

ソウ4を封切り時に見た際はでストラムとホフマンを取り違えて、わかったようなわからなかったようなことがあったので、念を入れてソウ3、ソウ4を『復習』で前日に観ておいたのですが、おかげでじっくり余裕を持って観ることができました。
ソウ4は格段に『一見さんお断り度』が増してましたが、今回は結果的にそういうわけでもなかったです。

本作はソウ3、ソウ4を締めくくる作品になりました。本作で解けた謎もありましたが、本作で新たなに生まれた謎もその分生まれて、まだまだ続いていくような雰囲気ですね。
ソウ4は何の予告もなく過去と現在をごちゃ混ぜにするような映像で若干わかりづらい面があったのですが、ソウ5は何気ない言動、しぐさがラストの伏線になっていて、「ソウ」シリーズ特有のなんともいえない「爽快感」があってよかったと思います。ソウ4が若干消化不良のところがあったので、前作と比べるとよかったからかもしれませんが、「ソウ」をしのぐような「爽快感」が得られたというわけではないので、そういった作品が現れてくることを期待したいですね。

いつのまにか、オープニング処刑「ゲーム」、集団で「ゲーム」など、必ず出てくる「お約束」が生まれているような気もしているのですが、次回作があれば、そういった「お約束」も崩すような新機軸も見てみたいものです。

個人的には、ジグソウ=ジョン・クレイマーの「make a choice」という決め台詞(というよりかは彼の言い方)が好きだったのですが、次回作以降もその決め台詞が聞けるのか?新機軸で行くのか、製作側の腕の見せ所でしょうね。

参考:
ソウ5 – goo 映画
ソウ5@映画生活

作品の評価:
ゲーム中断(MESCALINE DRIVE)
ソウ5(映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評)

パンフレット 評価:★★★★★(表紙も凝っていて、ストーリーも惜しげもなく書かれていて、パンフレットの見本のような内容)
縦 600円



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