バベルを公開初日に観てきました。
話題性のある作品で、楽しみにしていましたが、私が行ったTOHOシネマズ川崎は2シアター制を取っているせいか、2割も入ってないガラガラの状態でした。おかげでゆったりと観られましたが、肝心の作品はストーリーが「つながっているようでつながってない」そんな印象を受け、モロッコとメキシコの貧困の風景だけが印象に残りました。
ストーリーはモロッコ、メキシコ、日本で同時進行していくのですが、何か無理矢理同じテーマで描こうとしてるのがあからさまでそれに抵抗感を感じ、それぞれのストーリーも何か中途半端に感じられました。
パンフレットを読んで、イニャリトゥ監督がどういう意図を持って、バベルを作ったのかは理解できましたが、この作品を観ただけで、私にはそのメッセージは伝わってきませんでした。イニャリトゥ監督の別の作品を事前に見ておけば、スッと入ってきたのかもしれませんが・・・・。DVDとかで別の作品を観てから、改めて、バベルを観てみたいとは思いました。
ただ、劇中で流れる音楽は非常に良く、特に坂本龍一の「美貌の青空」は劇中のシーンに非常にマッチしていました。
菊池凛子は体当たり的な演技で存在感を見せていましたが、「体当たり」の内容が強烈すぎるので、次回作で彼女の真価が問われると思います。ぜひがんばってもらいたいと思います。
作品の評価:
『バベル』(セガール気分で逢いましょう)
バベル(Cinematheque)
映画「バベル」(試写会)感想(女でもグーで殴る)
『バベル』(Sweet* Days )
『バベル』(試写会帰りに)
パンフレット 評価:★★★★(監督や出演者のインタビュー記事あり。副読本にお奨め)
価格600円 横
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