上映館も元々少ない中、109シネマズ川崎で「30デイズ・ナイト」を観てきました。
予告編から「久々B級映画を軽いノリで観てみようか」くらいにしか思っていませんでしたが、意外や意外、「よくできたB級映画」でした。
エンド・ロールで「Produced by SAM LAIMI」を見つけ、製作にサム・ライミが絡んでいるのに気づき、質の高さに思わず納得しました。
30日間太陽が出てこない土地という「舞台設定」、独自の言語を話し、人間のようで若干人間と異なる顔立ちで、俊敏さとパワーを兼ね備え、ある程度の知性を持っている「化け物」のキャラクター設定、「化け物」が本格的な襲撃をしかけた時にあえて上からその惨状を映したカメラワーク(ある意味新鮮)、みんなが知ってる「化け物」のエレガントな殺し方でない斧を使った残虐な「化け物」の殺し方、ラストでの主人公エバンの(ある意味、想定外とも言える)渾身の「反撃」方法と見どころ満載の作品だと思います。
冒頭のシーンで、沈んでいく太陽を見ながら何かを感じ取っているようにも見えるエバンの一瞬の沈黙、街の入り口になぜかあるバロンの「人口表示」でこれから先の出来事を暗示しているような細かいシーンにもこだわっていて、奥の深さも覗かせています。
上映館も少ないゆえ、他のメジャー作品に押されて、知らぬ間に上映が終了してそうですが、知人にも勧めたい良質な「B級ホラー映画」だと思います。
※日本公開が2年も遅れた理由がよくわかりませんが、次回作に期待したいですね・・・・。ないか?
参考:
30デイズ・ナイト – goo 映画
30デイズ・ナイト@映画生活
作品の評価:
「30デイズ・ナイト」恐いって!(シネマ親父の“日々是妄言”)
30デイズ・ナイト 30 Days Of Night(見てるか、B級!? )※ネタバレ注意かも
「30デイズ・ナイト」恐いって!
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