スパイダーマン3 – SPIDERMAN3 – (個人的評価:★★★)

スパイダーマン3をさっそく公開初日に観てきました。


今回は「ニューゴブリン」「サンドマン」「ヴェノム」と3人のモンスターを相手にすることになるのですが、いずれも、スパイダーマンのほうが「格上」で今回の敵は「自分自身」といった感じでしょうか?
スパイダーマンは本作も含めて3作とも、ピーターとMJのラブストーリーの側面もあるのですが、今回は、その色が前2作よりもより濃いような印象を受けましたし、ピーターとMJとのラブストーリーを軸に、「慢心」、「憎悪」、「葛藤」など心が揺れ動きながらピーターという一人の人間が成長していく過程を中心に描いているような気がしました。(個人的には「ブラック・スパイダーマン」もそれはそれでいいなと思いましたが・・・・。)そういう意味では、より人間っぽい「スパイダーマン」が観られたような気がしますが、強いモンスターとの死闘(ある種の爽快感)を期待していた面もあり、その点は物足りなさを感じました。

夕方の回でしたが、「映画の日」で普段より安く観られることもあって、お客さんは8割以上の入りでした。
興行的には、「作戦成功」と言ったところでしょうか?
バベルで例の「点滅騒動」があり、(体調を崩した方はお気の毒ですが)「怖いもの観たさ」を煽るような宣伝代わりの「話題作り」にもなったので、興行的にはいい勝負になるのではないでしょうか?
(「バベル」は前評判の割には個人的に評価があまりよくなかったので・・・・。)

参考:
スパイダーマン3(goo映画)
スパイダーマン3@映画生活

作品の評価:
『スパイダーマン3』(セガール気分で逢いましょう)
『スパイダーマン3』(Sweet* Days )

パンフレット 評価:★★★★(監督や出演者のインタビュー記事あり。副読本にお奨め)
価格600円 縦


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バベル – BABEL – (個人的評価:★★)

バベルを公開初日に観てきました。
話題性のある作品で、楽しみにしていましたが、私が行ったTOHOシネマズ川崎は2シアター制を取っているせいか、2割も入ってないガラガラの状態でした。おかげでゆったりと観られましたが、肝心の作品はストーリーが「つながっているようでつながってない」そんな印象を受け、モロッコとメキシコの貧困の風景だけが印象に残りました。

ストーリーはモロッコ、メキシコ、日本で同時進行していくのですが、何か無理矢理同じテーマで描こうとしてるのがあからさまでそれに抵抗感を感じ、それぞれのストーリーも何か中途半端に感じられました。
パンフレットを読んで、イニャリトゥ監督がどういう意図を持って、バベルを作ったのかは理解できましたが、この作品を観ただけで、私にはそのメッセージは伝わってきませんでした。イニャリトゥ監督の別の作品を事前に見ておけば、スッと入ってきたのかもしれませんが・・・・。DVDとかで別の作品を観てから、改めて、バベルを観てみたいとは思いました。
ただ、劇中で流れる音楽は非常に良く、特に坂本龍一の「美貌の青空」は劇中のシーンに非常にマッチしていました。

菊池凛子は体当たり的な演技で存在感を見せていましたが、「体当たり」の内容が強烈すぎるので、次回作で彼女の真価が問われると思います。ぜひがんばってもらいたいと思います。

参考:
バベル – goo 映画
バベル@映画生活

作品の評価:
『バベル』(セガール気分で逢いましょう)
バベル(Cinematheque)
映画「バベル」(試写会)感想(女でもグーで殴る)
『バベル』(Sweet* Days )
『バベル』(試写会帰りに)

パンフレット 評価:★★★★(監督や出演者のインタビュー記事あり。副読本にお奨め)
価格600円 横


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ロッキー・ザ・ファイナル – ROCKY BALBOA – (個人的評価:★★★)

ロッキー・ザ・ファイナルを金曜日スタートという異例の初日にさっそく観てきました。
初日ということなのかもしれませんが、来場者に「ロッキー・ザ・ファイナル」のポスターがプレゼントされました。

ストーリーは単純明快ですが、ロッキーが語る一言一言には自ら放つ重いパンチのように重みを感じるし、特に、ロッキーシリーズを観ていれば、その一言一言には、説得力があります。
私みたいに単純な人間には、この作品を観るだけで、自分を奮い立たせる『栄養ドリンク』をもらったような気がしました。学生の頃、ロッキーをみて少しでも感動をもらった人にはお薦めですね。
義兄のポーリーやビル・コンティの音楽も作品の盛り上げに一役買っています。

現実的ではない派手な展開を期待していたので、正直、期待外れの面もなくはないですが、ロッキー・シリーズの第1作に原点回帰したと考えれば、納得できます。
個人的には、スタローン自身が区切りを付けるために作ったんだなというのを強く感じました。

そういえば、本作品が始まる前の予告編で「ランボー4」をやっていましたが、同じように「区切り」となるのでしょうか?

参考:
ロッキー・ザ・ファイナル – goo 映画
ロッキー・ザ・ファイナル@映画生活

作品の評価:
「ネバー・ギブアップ」。帰ってきたロッキーのスピリットに感動!(人生はお伽話もしくは映画のよう)
ロッキー・ザ・ファイナル(映画・DVD blog)

パンフレット 評価:★★★★(シルベスタ・スタローンのロングインタビュー記事あり、第1作から第5作までの「おさらい」も載っています。)
価格600円 縦


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ゴーストライダー – Ghost Rider – (個人的評価:★★★)

ようやくロードショー上映の最終日の最終回でゴーストライダーを観てきました。

スパイダーマンなど映画化された「マーベルコミック」シリーズらしく最初の肩慣らし的な「導入部」の意味合いの内容でした。あっと驚くようなストーリーや映像はなかったですが、最初なんでこんなもんかなといったところでしょう。
役作りのため減量するなどニコラス・ケイジも気合入りまくりなのが伝わってきて、彼の顔がっスカルフェイスのゴーストライダーっぽく見えてしまうくらいです。
次回作(あるかどうかはわかりませんが・・・)以降の展開に期待したいですが、ニコラス・ケイジはナショナル・トレジャーとゴーストライダー、どちらを取るのでしょうか?
個人的には、エヴァ・メンデスが非常によかったので、次回作以降もロクサーヌには、彼女をキャスティングしてもらいたいですね。

参考:
ゴーストライダー – goo 映画
ゴーストライダー@映画生活

作品の評価:
ゴーストライダー(映画鑑賞日記)
『ゴーストライダー』(試写会帰りに)

パンフレット 評価:★★★(ニコラスとエヴァのインタビューあり)
価格600円 縦

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デジャヴ – Deja vu (Dejavu) – (個人的評価:★★★★)

川崎チネチッタの「前夜祭」先行レイトショーでデジャヴを観てきました。

なかなかよくできた作品です。
タイトルや予告編などでイメージしていたストーリーとまったく違っていました。

衝撃的なオープニングで一気に作品へ引き込まれます。
全体的に、脚本とか映像の見せ方とかが素晴らしいと思います。
もう一度、映画館に足を運んで観てみたいと思わせる作品です。
いろいろな意味で奥が深いです。
デンゼル・ワシントンの頭が切れて常に冷静な刑事の演技も非常に好感が持てます。

デッドマンズ・チェストはともかくナショナル・トレジャーでがっかりしましたが、「ジェリー・ブラッカイマー系」のこの作品は他人にお薦めできる作品です。ただ、相当、集中して観ないとついていけなくなると思いますが・・・。

参考:
デジャヴ – goo 映画
デジャヴ@映画生活

作品の評価:
『デジャヴ』(セガール気分で逢いましょう)

パンフレット 評価:★★★★(ストーリーも詳しく載っていて、「図解」入りなので、副読本としてお薦め)
価格700円 縦


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ナイトミュージアム – NIGHT AT THE MUSEUM – (個人的評価:★★★)

川崎チネチッタの先行レイトショーでナイトミュージアムを観てきました。

奇抜なストーリーでもなくドンデン返しも何もないですし、ストーリー展開が若干雑な部分も見受けられますが、約二時間、リラックスしっぱなしで理屈抜きに「博物館の夜」を楽しめました
個人的には頭の足りなさそうなおバカさん?に見えるベン・スティラーと「博物館の主たち」とのコミカルな会話やアラン・シルベストリ(Alan Silvestri)の音楽も「博物館の夜」の盛り上げに一役買っています。
嫌なことがあったり、落ち込んだときの気分転換で見るのにぜひお薦めしたい作品です。
『もしもこんな博物館があったら?』というノリで『博物館の夜』を楽しみましょう!

参考:
ナイト・ミュージアム@映画生活
アメリカ自然史博物館(英語サイト)

作品の評価:
とにかく見た夜だけは、楽しい気分になれること請け合い(人生はお伽話もしくは映画のよう)
ナイト ミュ-ジアム(まんがオランダ生活 ミッフィーの街で国際結婚)
ナイト ミュージアム(映画の国のチヒルカ)
「ナイトミュージアム」を観る(紫@試写会マニア)
ナイトミュージアム 試写会場は大爆笑(ノルウェー暮らし・イン・ジャパン)
ナイトミュージアム(映画 感想 DVD レビュー 色即是空日記+α)

パンフレット 評価:★★★★(博物館のキャラクター達の解説あり、副読本としてお薦め)
価格600円 縦


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ラッキーナンバー7 – LUCKY NUMBER SLEVIN – (個人的評価:★★★)

2/1は映画の日ということで、ラッキーナンバー7を観てきました。

興行的にはディパーテッドが圧倒してるんだろうと思いますが、ディパーテッドより断然ラッキーナンバー7です!
邦題が映画の内容と微妙に被ってはいますが、かつての「ナイロビの蜂」くらい安易で、似て非なるものになってしまっているのは残念です。
うまいコピーとか何かで十分補えるとは思うんですが・・・。
邦題名が作品の良さを殺していて、軽い作品のイメージを与えてしまっていて、もったいない気がします。

邦題のことはさておき、作品は観終わった後は爽快感すら感じます。
実は、観終わって振り返ってみると、「起承転結」の「起」と「結」で若干「矛盾」を感じる部分があるのですが、作品の評価を下げるものにはならないでしょう・・・。
ストーリーの展開の仕方は、オーシャンズ11っぽくて、何気ない伏線が最後、見事に繋がっていきます。
練りに練った脚本の妙でしょう。キャスティングがよくても、肝心の脚本がよくないと、活きないですからね。ディパーテッドのマーティン・スコセッシ監督に観てもらいたいですね・・・。
見て損はない作品だと思います。

ロードショーももう終わりだと思うので、見逃した方はDVD等で観られることをぜひお薦めしたいです。

参考:
ラッキーナンバー7@映画生活
ラッキーナンバー7@goo映画

作品の評価:
ラッキーナンバー7/試写会(如意宝珠)
ラッキーナンバー7 ‐不運は3度続くものなんだよ‐(jyu STUDIO)
ラッキーナンバー7 ▲▲ スリリングでクールで予想外(どんくらの映画わくわくどきどき)

パンフレット 評価:★★★★★(インタビュー、登場人物相関図など解説あり、写真の選択も絶妙、副読本としてお薦め)
価格700円 縦


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ディパーテッド – THE DEPARTED – (個人的評価:★★)

さっそくディパーテッドを初日のレイトショーで観てきました。

観終わった感想は、キャストは豪華、軸となる2人の設定が複雑な割には、ストーリー展開が平易すぎて、期待していたほどではなく、普通のギャング映画でした。
不必要なシーンが多かった分、上映時間も長かったような気もしました。

コステロのジャック・ニコルソンに悪の大物感を感じないのと、ディカプリオに悪の風格を感じず、組織の中で何か浮いてるような感じさえしました。マット・デイモンが相変わらず、オーシャンズ11のような二番手っぽい主役級ならではの存在感を存分に示していた と思います。

パンフレット 評価:★★★(価格は高いが、インタビュー、登場人物相関図など解説があります)
価格800円 横(変型版)

参考:
ディパーテッド – goo 映画
ディパーテッド@映画生活

作品の評価:
『ディパーテッド』(Sweet* Days)
ディパーテッド デカプリオ×マットデイモン映画(ノルウェー暮らし・イン・ジャパン)
『ディパーテッド』を観たよ。 (【待宵夜話】++徒然夢想++)
1人は汚名をそそぐため、1人は野心を満たすため。2人の男の命がけの潜入劇(人生はお伽話もしくは映画のよう)
ディパーティド(映画のメモ帳+α)
「ディパーテッド」を観る(紫@試写会マニア)
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モンスター・ハウス – MONSTER HOUSE – (個人的評価:★★★)

2007年初めての映画鑑賞は109シネマズ川崎でのモンスター・ハウス(字幕版)と相成りました。



ポーラー・エキスプレス
で使われた「モーション・キャプチャー」で製作されたこの作品ですが、独特のタッチは相変わらずで「丹念に作っているなあ」という印象を受けました。
ポーラー・エキスプレスほど映像の綺麗さに圧倒されることはなかったのですが、この作品自体が「モーション・キャプチャー」が活きないような題材だったのかもしれません。
もっとも、ポーラー・エキスプレスとの差は監督と映画音楽かもしれません・・・。

ストーリー展開は平易ですが、老若男女楽しめる内容だと思います。
個人的には、子供の頃に家の近くにある「廃屋」とかに忍び込む時のワクワクする感覚を思い出し、懐かしい気がしました。こういう感覚って世界共通なんですかね?

なお、字幕版は上映館が少なく、日本語吹替版より早く上映が終わる可能性があるので、字幕版を観たい方は、早めに映画館へ足を運んだほうがよいと思います。

最後に、109シネマズ川崎に初めて行きましたが、TOHOシネマズ川崎チネチッタ川崎のように、床が
カーペットでないので、何か冷たいような感じがしました。カーペットのほうが落ち着くのと、1クラス上の映画館に来たようで高級感を感じます。あと、指定席予約がブロック指定しかできないので、今回、最後方の席を取ったのですが、通路と併用しているような感じで、前席との段差がなく、若干間隔が開いていて観にくく、あまりお勧めできません。

パンフレット 評価:★★★★(安価、わかりやすく、無駄な評論もなく、副読本に最適)
価格500円 縦(変型版)

参考:
モンスター・ハウス@映画生活
モンスター・ハウス – goo 映画

作品の評価:
モンスター・ハウス(シュフのきまぐれシネマ)
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エラゴン 意志を継ぐ者 – ERAGON – (個人的評価:★★★)

公開初日の「エラゴン 意志を継ぐ者」をさっそく川崎チネチッタで観てきました。

初日・土曜日の19時台の回でしたが、お客さんは6割くらいの入りと意外に少なめでした。
割と早めにテレビCMで予告編も流していたのですが、競合している作品が強力なものが多いからかもしれません。
同じようなファンタジー系の作品で「ナルニア国物語」がありましたが、期待ハズレだったので、エラゴンにもあまり期待してなかったのですが、予想に反して意外に面白かったです。
VFXがよく出来ているのと、ドラゴンに乗って空中に飛んでいるシーンなどは爽快感があってよかったと思います。
「ドラゴンライダー」エラゴン覚醒までのストーリーなので、派手な戦闘シーンなどは少々抑え目だったかもしれませんが、第2弾に期待を持たせる内容だったと思います。「マルコビッチ」の出番が少なめでしたが、第2弾以降の本格的な登場が楽しみです。

参考:
エラゴン 遺志を継ぐ者@映画生活

作品の評価:
『エラゴン 意志を継ぐ者』(試写会帰りに)
『エラゴン/遺志を継ぐ者』(Sweet* Days )
エラゴン(銀座で一人暮らし)

パンフレット 評価:★★★(写真も比較的多め)
価格600円 縦


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スキャナー・ダークリー – A Scanner Darkly – (個人的評価:★)

東京都23区内で唯一上映しているシネセゾン渋谷で「スキャナー・ダークリー」を観てきました。

予告編で観た「ロト・スコープ」という手法を作った映像は斬新なものだったので、楽しみにしていましたが、肝心のストーリー展開があまりにも単調だったので、いくら映像が斬新でもそれだけで1時間40分は辛かったです。また、劇中での説明が不足していて、すぐには理解しにくい部分もあり、パンフレットを見て理解した面もあるのですが、映像だけではなく、もう少し脚本や編集にも力を入れてもらいたかったと思います。それにしても、劇中出てくる麻薬中毒者の行動や言動がリアルな感じがしましたが、原作者の実体験を元に書かれているということで納得しました。

参考:
スキャナー・ダークリー@映画生活
スキャナー・ダークリーUSオフィシャルサイト

作品の評価:
スキャナー・ダークリー - 「ワタシ」という存在の耐えられない軽さ(Lost in Australia)
スキャナーダークリー ■ 俺を監視している俺を監視しているのは誰?(どんくらの映画わくわくどきどき)
139.スキャナー・ダークリー(レザボアCATs)
「スキャナーダークリー」(ナンバー921の叫び)

パンフレット 評価:★★★(ストーリーがわかりにくい面があるので、補完的に買うのはよいかもしれません。)
価格700円 縦


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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト – Pirates of the Caribbean

2006年上半期の目玉作品の一つ「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を公開初日に観てきました。

個人的には、前作、「呪われた海賊たち」を観て、10数年弱冷めていた「映画熱」がぶり返してきただけあって、本作の登場を待ちに待っていました。

上映時間が2時間半と長いですが、前半半ばから時間を感じさせない展開で終わってみればあっという間でした。「帳尻合いすぎ!」といった場面は多々ありますが、1作目からこういう「ノリ」の作品なので、割り切ってみれば気にならないでしょう。

公式に「3」があると言っているだけに、単なる「つなぎ」で終わらないか危惧はしていましたが、「つなぎ」以上の出来だったと思います。
オーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイも前作と違って、トップスターの貫禄を感じました。

これから観る方には、前作を観て、「予習」をしておいたほうがよいかと思います。
あと、映画の楽しみ方の一つとして、最後の最後まで作品は気を抜かず観ましょう!

パンフレット 評価:★★★(写真多め、作品中登場するキーワードの解説、人物相関図がありわかりやすい)
価格700円 縦

参考:
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト@映画生活特集
パイレーツ・オブ・カリビアンの鉄人
パイレーツ・オブ・カリビアン FANサイト
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト@映画生活

作品の評価:
パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト- (白梟 ‘s)
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト (OH! MY ブログ! )
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』 (アンディの日記 シネマ版)
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トゥモロー・ワールド – Chifren Of Men – (個人的評価:★★)

TOHOシネマズのシネマイレージカード特典で「トゥモロー・ワールド」を観てきました。

アイランドのような「近未来SF」作品というイメージを抱いていましたが、SFXらしいSFXはほとんどありませんでした。
ラスト近くの英国軍と「FISH」の戦闘シーンのド迫力さに圧倒され、現代の世界のどこかで起こっている内戦を描いた映画を見せられているそんな感じがしました。

肝心の軸となるべきストーリーですが、「人類最後の子供がいなくなったこと」など2027年までに起こったエピソードがほとんど言葉だけで語られてしまっているため、強烈すぎる戦闘シーンのイメージしか残りませんでした。
疫病などの要因で人類に生殖能力がなくなったことが発端(遠因)となって、2027年ごろは荒廃した世界となっているという設定なのでしょうけど、「会話」でしか語られないので、あまり説得力がありません。
ただ、戦闘シーンなど2027年の荒廃した世界を描いた映像は強烈で大変に印象に残るものでした。
この作品で描きたかったことと映画予告編から受ける作品のイメージがずれているからかもしれませんが、本作品は、少々、趣きの違った「近未来もの」と思って、映画館に行ったほうがよいかもしれません。

そういえば、マイケル・ケインは相変わらずいい味出してますね。この人の演技は観ている側に「安心感」を与えるような気がします。

パンフレット 評価:★★(写真少な目。評論家の解説多し。)
価格600円 縦

参考:
トゥモロー・ワールド@映画生活

作品の評価:
映画/トゥモロー・ワールド(  サ バ ペ)
【劇場鑑賞127】トゥモロー・ワールド(原題:CHILDREN OF MEN)(ダディャーナザン!ナズェミデルンディ…)
「トゥモロー・ワールド」どうしても未来は悲惨のようだ(soramove)
127.トゥモロー・ワールド(レザボアCATs)
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007/カジノ・ロワイヤル – CASINOROYALE – (個人的評価:★★★★)

映画の日に初日を持ってきた「007/カジノ・ロワイヤル」をさっそくシネマ・メディアージュで観てきました。

上映時間が約2時間30分だったので、ストーリー展開がダラダラしたものだと最悪の作品になるなと心配してましたが、そんな心配も杞憂に終わり、期待以上の面白さでした。オープニングのシーンから、ストーリーがテンポよく進むので、まったく飽きずに最後まで観られました。
どんでん返しに次ぐどんでん返しの展開もよかったです。

ユーモアたっぷりのボンドのセリフも健在で、6代目の「ニュー・ボンド」ですが、まったく違和感がなかったです
「原点回帰」で「007誕生までの物語」とありますが、ストーリーは「現代(劇中で「9.11」以後云々と言っていた)」ですので、新たにこれから新シリーズが始まるという意味での「原点回帰」なのかもしれません。
次回作が楽しみです。
お正月休みに観る映画としてぜひお勧めしたいです。

あと、シネマ・メディアージュで観た「007/カジノ・ロワイヤル」ですが、「4K Pure Cinema」と呼ばれる 【4Kデジタル】での上映でした。大画面で観た時のざらざらした感じではなく、綺麗で目に優しい映像でした。あと、字幕が非常に観やすかったです。映画っぽくないと言えばそうかもしれませんが、個人的にはこの方式での上映館が増えればいいなあと思いました。

パンフレット 評価:★★★(価格は高いですが、読み応えはあります。)
価格800円 縦

参考:
007 カジノ・ロワイヤル@映画生活

作品の評価:
映画「007カジノ・ロワイヤル」(試写会)感想(女でもグーで殴る)
新しいボンドに新しいストーリー。新しい007映画は大傑作!(人生はお伽話もしくは映画のよう)
「007 カジノ・ロワイヤル」(クレオパトラの夢)
『007/カジノ・ロワイヤル』(試写会帰りに)
007 カジノロワイヤル ▲▲ 豪華絢爛な娯楽アクション大作(どんくらの映画わくわくどきどき)
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アンノウン – unknown – (個人的評価:★★★)

川崎チネチッタの「TAKE5カード」でもらった招待券でアンノウンを観てきました。


観終わった感想ですが、期待していた以上に面白かったです。
キャスティングも見事で、誰が誘拐犯の一味で誘拐された者なのか?最後まで、誰が「敵」なのか「味方」なのかはわかりません。
ストーリーは淡々と進んでいくのですが、それが逆にいろいろ考えてしまい、観ている方もどんどん疑心暗鬼になってしまいます。
上映時間は短めですが、集中して見られるので、短く感じません。
意外な「拾い物」の作品だと思います。
上映館も少なめですが、12/1の「映画の日」に観たら、トクした気分になるかもしれません。

パンフレット 評価:★★★(巻末に2箇所見開きページあり。見開きは上映前に見るべからず)
価格600円 縦

参考:
unknown@映画生活

作品の評価:
116.unknown アンノウン(レザボアCATs)
unknown(物欲日記)
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ナイロビの蜂 – The Constant Gardener – (個人的評価:★★★)<再掲;初投稿2006.06.22>

作品の内容に興味をひかれたというよりはレイチェル・ワイズ見たさナイロビの蜂を観て来ました。

邦題名を「ナイロビの蜂」とし、公式サイトに「感動のハチミッツ」としたのは、いかがなものか!と思いますが、本編の前半は「6歳から革命家」のテッサを、中盤は「Constant Gardener」のジャスティンを主に描かれつつ、アフリカの内情とアフリカを取り巻く大国の思惑などを織り交ぜて終盤は最後までどうなるんだ?どうなるんだ?スクリーンに引き付けられました

レイチェル・ワイズはもちろん魅力たっぷりでしたが、誰が「ワル」だかわからないような他のキャスティングもよかったと思います。

パンフレット 評価:★★★(出演者のインタビューあり、テッサとジャスティンの行動、言動の履歴が示されているなどわかりやすい。)
価格600円 縦

参考:
ナイロビの蜂@映画生活

作品の評価:
ナイロビの蜂/試写会 (如意宝珠)
「ナイロビの蜂」を見てきました。 (よしなしごと)
ナイロビの蜂 (32歳独身男Kazuakiの映画日記)
ナイロビの蜂 (映画DVDレビュー色即是空日記+α)
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ソウ3 – SAW III – (個人的評価:★★★★)

2週間前に「ソウ3」が11/18から上映されることを知り、さっそく初日のレイトショーで観てきました。
お客さんも前方の席を除いて、ほぼ埋まっていて全体の8割の入りで、注目の高さが見て取れます。

ソウ・シリーズは一貫して、些細なことが「伏線」になるので、上映中はどんな些細な行動、言動も注意して観ておかないと、観終わった後、消化不良になる恐れがあるので、集中しないといけません。
そういう意味で本作も最後まで集中して観られましたし、想定外のラストでまたまた驚かせてくれました
拷問的な「ゲーム」の残酷さも相変わらずで、作品のクオリティも落ちていません。
ソウ、ソウ2の裏話的なエピソード(次回作へ繋げるための「後付け」と言われればそれまでですが・・・・)も盛り込まれ、必見の作品だと思います。
もう、公になっていますが、次回作「ソウ4」の製作も決定し、「ソウ4」がどう展開するか楽しみです。

この3部作で「ソウ」という一種のブランドが確立できたとも言えると思います。
ファンは4作目の製作にも好意的だと思いますが、それだけに、作り手に取っては、非常に作りやすい状況になっているだけに、安易な妥協はせず、クオリティの高い次回作を製作して欲しいものです。

参考:
ソウ3@映画生活

パンフレット 評価:★★★★(20ページ、評論にネタバレ的な内容があるので、観る前に眺めるのは要注意です。)
価格600円 縦


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M:i:III(ミッション:インポッシブル3) – Mission:impossible III – (個人的評価:★★★)<再掲:初投稿2006.07.11>

つい最近まで、M:iシリーズをまったく観てなかったので、予告編にそそられ、前2作を「予習」してから、公開初日に「M:i:III」を観てきました。
川崎CINECITTAの初日レイトショーでしたが、8割の入りとまずまずで、他の作品より女性客も多いような気もしました。

まず、オープニングテーマが「M:i:II」のロック調から、「M:i」やオリジナルのものに近くなり、最初から気分が高揚させられました。この変更は個人的に大歓迎でした。
肝心の内容は伏線丸わかりのシーンが目に付きますが、前2作同様のド迫力アクションと毎度おなじみの時間切れ間際、まさに「Mission impossible」寸前のジェットコースター的な展開でそんな些細なことは忘れさせてくれます。
トム・クルーズも含めた製作者側が、楽しんでもらうことを前提に作ることを心がけ、「宇宙戦争」のときのように、作品自体に変なメッセージ性を持たせようとしていないので、理屈抜きで観られる作品に仕上がっていると思います。
トム・クルーズも自身の代名詞的な作品の一つとして、スタントなしでアクションに挑戦したりと意欲的な姿勢も伝わってきているような気がします。
今後も、お客さんを楽しませることに徹することができれば、「M:i-4」以降も期待できそうです。

参考:
M:i:III@映画生活
ミッションインポッシブル3(M:i:3) 日本7月8日公開! (話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs)
TEAM of ミッション:インポッシブル
『M:i:III』 特集 – goo 映画

作品の評価:
M:i:III - ミッション・インポッシブル3 (映画DVDレビュー色即是空日記+α)
ミッション:インポッシブル3 (なんだりかんだり映画ブログ)
M:i:III / ミッション・インポッシブル3 (きょうのあしあと)
映画感想:『M:i:Ⅲ』 (ミッション:インポッシブル3) (日々是好日)

パンフレット 評価:★★(2箇所見開きページあり。写真多め。監督とトムのインタビュー記事は貴重)
価格600円 縦


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ダ・ヴィンチ・コード – THE DAVINCI CODE – (個人的評価:★★★)<再掲:初投稿2005.05.25>

2006年上半期の目玉作品の一つであるダ・ヴィンチ・コードを川崎CINECITTAで観てきました。

観終わった直後は登場人物の会話を頭に叩き込みながら、集中してみないとついていけなくなるなという印象を持ちました
原作を読んだ人に聞いたところでは、原作も会話が多いとのことなので、原作に忠実に従っているのかもしれません。
ストーリー展開は最初から最後まで静かに進んでいきますが、常に集中していないとついていけなくなるという「恐怖感」があるため、2時間30分という上映時間はあまり気にならないかもしれません
カンヌ映画祭の上映では、「失笑が起こった」そうですが、そういった違和感は感じませんでした。

映像的には、古典的なミステリー映画を見せられているようで、会話の部分を映像化して、作品における「会話で占める度合」を減らすとよいのかな?と思いましたが、そうすると原作とはかけ離れたものになってしまうのでしょうか・・・。
実際にルーブル美術館で撮影したそうですが、個人的には絵画に興味がないため、実物の絵画を映像を介してみても、客観的に作品のスパイスの一つとしてしか見られないので、作品としてのスケールの大きさはそんなには感じませんでした

「フィクション」とやけに強調していますが、史実も随所に出てくるので、巷でいろいろ出版されている「ダヴィンチコード研究本」(映画便乗本)を読んで、もう一度観ると違った印象を受けるのかもしれません
(「30分でわかるダ・ヴィンチの暗号と謎」<日本文芸社>を思わず買ってしまいました。)

あと、作品の話からそれますが、上映中に携帯電話取り出して、バックライト光らせるのやめろと声を大にして言いたいですね。2時間少々、携帯電話に出られないと都合の悪い奴は映画館で観ず、DVD化を待て!と思います。はっきり迷惑です。

それと知人が初日(5/20)に川崎CINECITTAの駐車場に止めて、「集団パンク事件」に遭遇し、3本パンクさせられたそうです。(30台以上、同時に被害に遭ったそうです。)
駐車場料金の絡みがありますが、そんな大胆な犯行を防げないザルの監視しかしていない駐車場に止めるのは、みなさんやめましょう
それで「免責」にされたら、たまったもんじゃありませんよね?
CINECITTAサイドにはぜひ善処してもらいたいと思います。

パンフレット 評価:★★★(キーワード解説あり、話題作の割には安価)
価格600円 32ページ 縦

参考:
ダ・ヴィンチ・コード@映画生活

作品の評価:
ダ・ヴィンチ・コード(評価:○) (シネマをぶった斬りっ!!)
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スネーク・フライト – SNAKE ON A PLANE – (個人的評価:★)

昨日11/1が映画の日だったので、久々、映画を観に行きました。
特に観たい映画もなかったのですが、テレビのCMのインパクトで「スネーク・フライト」にしました

シネマ・メディアージュで観ましたが、平日夕方で映画の日だったのにもかかわらず10人という少なさに驚きましたが、作品にもある意味驚きました。

観終わった直後は「なんだこりゃ」といった感じでした。
ヘビをたくさん用意して、ヘビに襲われるシーンはVFXで作ってそれでスタッフはお腹一杯!
ヘビが出てくる以外のシーンにはまったく心を砕いてないように思え、「ヘビ好きがヘビ好きのために作った映画」という何物でもなかったですね。
唯一「おっ!」と思ったのは、「ヘビに襲われた人間のやられっぷり」でした。

パニック映画にありがちな「特殊な空間に偶然居合わせた客」のキャラクタ付けをやってるのですが、これがまた、まったく活かせてない(まったく意味がない)状況で、すべてが中途半端!
伏線らしい伏線のシーンから、最後のオチも読めてしまっていましたが、密かに「いい意味での裏切り」を期待しても、結局「想定内」でガクッとしました。
飛行機パニック物だとフライトプラン、ヘビ物だとアナコンダのほうがまだましだと思います。
まあ、レンタルビデオなら、ヒットする作品かもしれませんが・・・・。
月並みかもしれませんが、「ヘビ好き」にはお勧めできる映画です。

パンフレット 評価:★★(登場するヘビの解説はあっても、ヘビが出てくるシーンの写真は少なめ。)
価格500円 12ページ 縦

参考:
スネーク・フライト@映画生活

作品の評価:
スネーク・フライト(O塚政晴と愉快な仲間達)
スネーク・フライト(映画鑑賞★日記・・・)
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