さっそくレッドクリフ Part I を観てきました。
個人的には、「三国志」をあまり知らず、「魏呉蜀の三国時代関連の物語?」くらいの知識しかなかったので、見る前は不安が先立ちましたが、日本用に最初に背景的な話をしてくれるのと、何度か登場人物が映ったタイミングで「名前の字幕」を入れてくれているので、安心して、レッドクリフの世界に入っていけると思います。
パンフレットを読むと、もともと1作ものだったそうで、2部構成にしたため、本作は、曹操、孔明、孫権らの「顔見世興行」的な作品になっています。
1作ものだっただけに、本作の見せ場が「あれ」とは、ちょっと弱いような気がしますし、逆に「あれ」が見せ場なら、他のシーンは何か「時間稼ぎ」的にも見え、別に「必要か?」と思いました。まあ、Part IIを観るための「助走」と割り切れば、2時間半の大作ですが、じっくり観られると思います。それにしても「お金はかけてるなあ」と映像を観て、しみじみ感じます。個人的には、金城武が孔明を貫禄たっぷりに演じ、存在感を示していて、よかったです。(中村獅童は曹操側でヒールのほうがよいと思いましたが・・・。)
今回のベースとなったという「三国志演義」ではどうかわからないのですが、曹操がもうちょっと憎たらしいヒールで脚色すれば、もっと盛り上がるのだろうなと思いました。あまり残虐に書いてしまうと中国等で上映できず、中国当局のクレームもあるかもしれなかったかもしれませんが・・・。個人的には、三国志演義等で描かれている曹操、孔明、孫権のイメージについて、三国志を読んだりしてよく知っている人のこの作品の評価を聞いてみたいですね。
半年後に上映されるというPart IIの「赤壁の戦い」を観たくなるそんな「Part I」に仕上がっていると思います。テレビ朝日がバックにいるので、Part IIの封切間際に「Part I」をテレビで放送するような気がしますが・・・・。個人的には「Part II」までに、三国志関連の本やマンガなど読んでみたくなりました。
パンフレット 評価:★★★★(出演者・監督インタビューあり。三国志の簡単な説明もあり、写真も豊富。)
縦 600円
参考:
レッドクリフ Part I – goo 映画
レッドクリフ Part I@映画生活
レッドクリフ Part II 公式サイト
作品の評価:
レッドクリフ Part1(Akira’s VOICE)
“レッドクリフ Part I – Red Criff Part I – (個人的評価:★★★)” の続きを読む