152分という上映時間の長さでなかなか足を運ぶ踏ん切りがつきませんでしたが、いよいよ都内の上映館も少なくなってきたので観てきました。
噂には聞いてましたが、ヒース・レジャーは、撮影中に死を覚悟していたというわけではないでしょうけど、かつてのブラックレインの松田優作張りの命を賭した怪演に似たものがありました。悪役が光ってこそ主役が映えるものですが、まさにこの作品がそうだと思います。
ヒース・レジャーに焦点が集まりすぎている感はありますが、前作同様、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンの参加で作品に厚みを増しています。ヒース・レジャーと彼らの絡みも観てみたかったですが、それも叶わぬ夢となりました。
今回はアクション・ヒーロー作品というより、人間ドラマの側面が強いように思いました。バットマンというコミックのヒーローを取り扱った作品にしては重厚なストーリーだと思いましたし、長い上映時間の分、じっくり堪能できるそんな作品でした。
ヒース・レジャーの印象が強かったのとラストに強いメッセージを残したので、ヒース・レジャーが抜けた「穴」を埋められるのかの不安もありますが、期待して次回作を待ちたいと思います。
ヒース・レジャーはブラザーズ・グリムに出演していたことを後で思い出しましたが、モニカ・ベルッチとマット・デイモンしか印象になく、彼自身はほとんど印象に残ってないですね・・・。
パンフレット 評価:★★★(ヒースを除く出演者、監督インタビュー記事あり。)
価格700円 縦
作品の評価:
ダークナイト(映画ありのまま)
『ダークナイト』とゴッサムシティーにおけるバイラル広告について。(soi saudade)
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