フェイクシティ ある男のルール – STREET KING – (個人的評価:★★)

前売り券は買っていたのですが、見そびれていた「フェイクシティ ある男のルール」をようやく観てきました。

予告編からは、キアヌ扮する刑事トム・ラドローがスクリーン狭しと無法ぶりを発揮するストーリーという印象を持っていました。原題は「Street king」とあるので、「Street King」=トム、または、トムが「Street King」になると見ていたのですが、ストーリーからして全然違っていました。全編、過激なガンファイトと思いきやそうでもありませんでしたし、デンゼル・ワシントンの「トレーニング デイ」に近いものがあると思いました。ストーリーの展開としては、見終わってからしばらくして合点がいったのですが、少々わかりにくいものがあり、もう少し、すっきり見せて欲しかったような気がしました。ストーリーの展開の仕方としては、誰が「悪者」=「Street king」かがわからないような感じで進行していたからかもしれませんが・・・。
フォレスト・ウィテカーが相変わらずいい味を出していますし、上映中はわからなかったのですが、どこかで見たことがあると思いきや、ファンタスティック・フォーの「ヒューマン・トーチ」も頑張ってました。

参考:
フェイク シティ ある男のルール – goo 映画
フェイク シティ ある男のルール@映画生活

作品の評価:
「フェイクシティ」ご都合主義全快!キアヌの映画(soramove)
キアヌ版ダーティハリー「フェイク シティ ある男のルール」(てんシネ探検隊)

パンフレット 評価:★★(出演者のインタービュー記事あり。写真少なめかな。)
縦 600円


“フェイクシティ ある男のルール – STREET KING – (個人的評価:★★)” の続きを読む

ヤッターマン (個人的評価:★★★)

月1回の「TOHOシネマズデイ」で1000円だったので、ヤッターマンを観てきました。

個人的には、日本映画で何度も失望していて、ほとんど劇場では観ないので、日本映画は「大日本人」以来でした。観に行った理由は、「1000円」「子供の頃原作をテレビで観た」「深田恭子」で、あまり期待せず「深田恭子が見られればいいか」くらいのノリでだったのですが、1000円なら十分作品を堪能できたと思います。私と同じ考えの人が多かったのか、240席は全席埋まっていました。

観ていて一番に「懐かしさ」を感じたのと、ヤッターマンの独特の世界観を実写で違和感なく表現できていたのがよかったのではないかと思います。あと、実質、主役はドロンジョの深田恭子だったと思いますし、槍魔栗三助もとい生瀬勝久はリアル・ボヤッキーだし、トンズラの「ケンコバ」も頑張っていて、完全にヒール側がヤッターマン1号、2号の存在感を喰っていたと思います。もっともアニメの時もドロンジョたちあってのヤッターマンでしたが・・・。

ヤッターマンを観た3日前にドラゴンボール・エボリューションを観ていて、今週からヤッターマンvsドラゴンボールと奇しくも「アニメ原作・実写版」対決にもなっているのですが、個人的には、ヤッターマンに軍配をあげたいですね。やはり、日本のアニメなら日本語で実写化がいいと思いました。

参考:
ヤッターマン – goo 映画
ヤッターマン@映画生活

作品の評価:
ついに完成!ヤッターマンを見てきました!(カフェ・ヤプ!シネマージュ~映画情報のスペシャルブログ)
『ヤッターマン』(チャーリー式)
ヤッターマン(Akira’s VOICE)
「ヤッターマン」 第1位!(映画コンサルタント日記)

パンフレット 評価:★★★(出演者のインタービュー記事あり。高いがオリジナ作品の説明もあり)
縦 800円


“ヤッターマン (個人的評価:★★★)” の続きを読む

DRAGONBALL EVOLUTION (個人的評価:★★★)

さっそく先行レイトショーで「DRAGONBALL EVOLUTION」を観てきました。
予想通り『顔見世興行』的な内容でした。

個人的にはまったく原作を読んだことがないので、原作を忠実に再現しているのかどうかもわかりませんが、原作のエッセンスだけを抜き出しているような印象を持ちました。マンガが原作というバックボーン抜きで評価すると、ストーリー的にちょっと大雑把すぎる感もありました。あと、そもそも、日本人が見ると英語文化での『かめはめ波』は違和感を感じざるを得ませんでした。
ただ、原作を超えるとかそういった意気込みではなく、映画で、独特の世界観を構築していこうという意気込みは感じられました。古い話かもしれませんが、アニメ映画のさらば宇宙戦艦ヤマトで完結したのにもかかわらず、テレビや映画で別バージョンが宇宙戦艦ヤマト3以降が展開されていったのと同じ感じでしょうか・・・。本作をドラゴンボールをインスパイヤした作品と考えられば、原作を知っている人も割り切って観られるのではないでしょうか?
次回はもうちょっと違和感なく見られるでしょうし、タイトルに『エボリューション』とあるようにパワーアップを期待したいですね。

パンフレット 評価:★★★(写真は多い。出演者のインタービュー記事あり)
縦 600円

参考:
DRAGONBALL EVOLUTION – goo 映画
DRAGONBALL EVOLUTION@映画生活

作品の評価:
悟空が「かめはめ波」を放つハリウッド実写映画版ドラゴンボール「DRAGONBALL EVOLUTION」公式予告編ムービーがついに登場(GIGAGINE)
DRAGONBALL EVOLUTION(子持ちししゃもといっしょ)
“DRAGONBALL EVOLUTION (個人的評価:★★★)” の続きを読む

007/慰めの報酬 – quantum of solace – (個人的評価:★★★)

ようやく「007/慰めの報酬」を観てきました。

前作・カジノロワイヤルは007シリーズの新機軸と言った感じで期待以上だったのですが、慰めの報酬はカジノロワイヤルの後編と言った内容でした。念のため、「復習」で前日にブルーレイで「カジノ・ロワイヤル」を観たのですが、観ておいたおかげで、すんなりと入っていけましたし、登場人物で「???」となるようなこともありませんでした。やはり、前作を観ておいたほうが本作を楽しめると思います。

冒頭から過激なカーチェイスで懐かしの女性とボンドのシルエットで構成されたオープニングタイトルで一息つくもボンドが画面狭しとアクションを繰り広げていきます。ただ、「カジノロワイヤル」のほうが、展開が二転三転した分面白かったように思います。
また、今回の敵役、ドミニク・グリーンはル・シッフル以上に『大物感』がなかったのが残念でしたが、さらに大物が控えていると思って、次回作に期待したいと思います。個人的には、「ヒットマン」同様、オルガ・キュリレンコが一見強がりだが実際はか弱い女を好演していたのが印象的でしたし、「M」のジュディ・デンチ、窮地を救ってくれる「CIAエージェント・フェリックス・ライター」ジェフリー・ライトが相変わらずいい味を出していたと思います。あと、本作と前作の2作を通して思ったのは、過去のボンドはどことなく風貌から「優しさ」を感じたのですが、「ダニエル版ボンド」が一番冷徹そうな印象を受けました。

パンフレット 評価:★★(必要以上にデカいし、高い!)
縦 800円

参考:
007/慰めの報酬 – goo 映画
007/慰めの報酬@映画生活

作品の評価:
「007/慰めの報酬」(固ゆで卵で行こう!)
007/慰めの報酬(2ちゃんねる映画ブログ)
マーク・フォースター監督「007/慰めの報酬」(★★★)( 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記))
“007/慰めの報酬 – quantum of solace – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

チェンジリング – changeling – (個人的評価:★★★)

『True Story』とあって最初から最後まで過度な演出もなく淡々と進むストーリーでしたが、アンジェリーナ・ジョリーが銃を持ったりせず暴力的でない普通の『強い女』を演じていました。
収容所に入れられても、かたくなに「No」といい続けるところは、今まで見てきたアンジーを垣間見たような気がします。

オリジナルのストーリーであれば、イマイチな映画となるところですが、実際にあった話なので『こうなったら映画らしいな』と思っていた結末=想定内のハッピ-エンドにしなかったところは、逆に好感が持てました。その辺りがクリント・イーストウッド監督らしさなのかもしれません。
あと、昔の電話交換局内で今風な言い方でいうならスーパーバイザー=アンジー扮するクリスティン・コリンズがローラースケートを履いてクレームを聞いて回っているのは、ユニークで面白いと思いました。その時代時代で出来うる業務の効率化を図っているんだなあと妙に感心するとともに、この物語で出てくる警部のようなリーダーはいつの時代にもいるのだなとつくづく思いました。

参考:
チェンジリング – goo 映画
チェンジリング@映画生活

作品の評価:
「チェンジリング」残酷で重いけど…イイ映画です。(シネマ親父の“日々是妄言”)
チェンジリング(王道)

パンフレット 評価:★★★(アンジーとクリント・イーストウッドのインタービュー記事あり)
縦 600円


“チェンジリング – changeling – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

ミラーズ – MIRRORS – (個人的評価:★★★)

これにと決めていたわけではないですが、2009年1発目の鑑賞映画は成り行きで「ミラーズ」と相成りました。


TOHOシネマズでマイレージが6ポイントたまったので、それで観ようと思ったのですが、そもそも、あまり期待していたわけではなかったからか観てみると意外とよかったです。
ラスト近くまでは「想定内」の範疇だったのですが、ラストといい、「ポルターガイスト?」の真の目的が明らかになったあたりから「想定外」の展開で、内容的には期待以上でした。
冒頭のシーンと妹の殺され方はホントにエグかったです。

参考:
ミラーズ – goo 映画
ミラーズ@映画生活

作品の評価:
『ミラーズ』(・*・ etoile ・*・)
『ミラーズ』(すきなものだけでいいです)
「ミラーズ」(大村の「PREMIUM」日記)

パンフレット 評価:★★(写真少なめかな。)
縦 500円



“ミラーズ – MIRRORS – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

ワールド・オブ・ライズ – Body of Lies – (個人的評価:★★)

TOHOシネマズのマイレージポイントがちょうど6ポイントたまったので、年末の帰省前に、「ワールド・オブ・ライズ」を「映画鑑賞締め」という位置付けで観てきました。

観る前のイメージは諜報活動の最前線の厳しい一面を見せるような内容かなと思っていました。
邦題の「ワールド・オブ・ライズ」と比べると大きなタイトルの割には、ちんけなラストかなと思います。
えっ?それで終わりみたいな・・・。爆破シーン等は迫力満点なのですが、爆破シーンはあくまでおまけで、諜報活動の最前線を通した「人間ドラマ」を描きかったように思ったのですが、中途半端なように見えました。
ハニを演じたマーク・ストロングのほうが存在感があったような気もしましたし、「ブラック・ダイヤモンド」でディカプリオを少々見直したのですが、また急降下ですね。ラッセル・クロウをもうちょっと「冷徹なボス」にしたほうがディカプリオも際立ったかなとも思いました。
予告編等から非常に期待していただけに残念です。

参考:
ワールド・オブ・ライズ – goo 映画
ワールド・オブ・ライズ@映画生活

作品の評価:
『ワールド・オブ・ライズ』 2008-No88(映画館で観ましょ♪)
『ワールド・オブ・ライズ(Body of Lies)』 (Heart Attack)

パンフレット 評価:★(買う価値ほとんどなし。写真ほとんどなし)
横 800円


“ワールド・オブ・ライズ – Body of Lies – (個人的評価:★★)” の続きを読む

地球が静止する日 – THE DAY THE EARTH STOOD STILL – (個人的評価:★★)

地球が静止する日を観てきました。

祝日の夕方で2割の入りと「微妙な感じ」でしたが、見終わったときも「微妙な感じ」でした。
この「微妙な感じ」、何かで味わったと思い出したら、トム・クルーズの「宇宙戦争」を観たときと同じような感覚でした。
リメイク前の作品は観ていないのですが、原作が何十年も前のものなのからか、リメイク前の作品に忠実に作ったのかわかりませんが、題材はいいし、映像はそこそこでも、ストーリーが古臭いとなんというか、宇宙戦争と同じで、リメイク自体に無理があるのではと思いました。
そもそも、主役のクラトゥがキアヌ・リーブスでないとだめだったのか?という疑問も沸きましたし、キアヌ本人は、チャレンジ精神は旺盛なのでしょうけど、クラトゥのように冷静で無表情なキャラクターは、キアヌ・リーブスには合っていないように思いました。
ストーリーに説得力もなく、個人的には、あの程度の会話と彼女たちの行動で「改心」するということ自体、理解に苦しみました。20世紀フォックスも大々的なプロモーションですが、これだけの「力作」なら、もう20分30分でも映像を追加して、もうちょっと深みがあって、説得力のあるストーリーにしてもらいたかったと思います。
個人的には、あと、ワールド・オブ・ライズとミラーズで2008年の見納めにしたいと思いますが、この作品を「トリ」にしなくて、まずはよかったと思います。(テレビCMの煽り方から、この2作もイヤな予感はしているのですが・・・。)

パンフレット 評価:★★★(写真は多い。キアヌのインタビュー記事あり)
縦 600円

参考:
地球が静止する日 – goo 映画
地球が静止する日@映画生活

作品の評価:
[映画]地球が静止する日(NOW HERE)
「地球が静止する日」大げさな割りに中身ナシ(soramove)
地球が静止する日(映画通信シネマッシモプロの映画ライターが贈る映画評)
“地球が静止する日 – THE DAY THE EARTH STOOD STILL – (個人的評価:★★)” の続きを読む

1408号室 – 1408 – (個人的評価:★★)

1408号室を観てきました。

「ミスト」でスティーブンキング原作物の面白さを改めて認識しましたが、本作は「密室版シャイニング」のようで、しつこいゴースト?の『精神を揺さぶる攻撃』を堪能しました。
「ミスト」ほど”ひねりの効いたラスト”ではありませんでしたが、「スティーブンキングもの」らしい人によって解釈の分かれるラストで、まずまずだったと思います。贅沢を言うなら、もう少し「バッドエンディング」っぽくてもよかったと思いましたが・・・・。
もう少し支配人=サミュエルジャクソンの登場があればよかったかなと思いましたが、少ない登場でも、重要な役回りを演じて、存在感を示しています。

パンフレット 評価:★★(600円にしては中身いまいち。写真も少なめ。)
縦 600円

参考:
1408号室 – goo 映画
1408号室@映画生活

作品の評価:
1408号室(ともやの映画大好きっ!)
その部屋からは、生きて帰れない!【1408号室】”1408″/巨匠 スティーヴン・キング…(カルト、ホラー、B級、アクション、バイオレンス、SF、ファンタジー、映画大好き!『 MACHETE/ マチェーテ !』)
“1408号室 – 1408 – (個人的評価:★★)” の続きを読む

WALL・E/ウォーリー (個人的評価:★★★★)

さっそく、WALL・E/ウォーリー を観てきました。

ピクサー製作のアニメ映画は観ないのですが、ウォーリーのR2D2っぽいしぐさと音声、アニメーションの作風がリアルっぽい感じだったのに興味をそそられたので観ることにしました。

会話ができないロボット2体を軸にストーリーが展開されますが、セリフ(会話)らしいものがほとんどないのに、物語として成立させた製作側の手腕に脱帽です。アニメーション作品なので、物語の背景等詳しい説明はほとんどないですが、無理筋でもなく、大人でも子供でも楽しめる作品に仕上がっています。セリフがないので、単調な作品になるかと思いきや、テンポよく1時間40分があっという間に過ぎてしまいます。大げさかもしれませんが、現代版(チャップリンの)無声映画っていう印象を持ちました。そういった意味でこの作品に新鮮さを感じました。何でも「食わず嫌い」はいけませんね・・・。

パンフレット 評価:★★(子供向けっぽいので、大人にはいまいちか)
変形 600円

参考:
ウォーリー – goo 映画
ウォーリー@映画生活

作品の評価:
PIXAR(ピクサー)の最高傑作かも?「WALL・E」(ウォーリー)(夢を伝える紳士bobby`s☆hiroのシネプラザ)
ベタな内容だが胸がキュンとなる「ウォーリー」(てんシネ探検隊)
もう、ひとりぼっちじゃないよ。。。☆ 『WALL・E/ウォーリー』 ☆(honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)
“WALL・E/ウォーリー (個人的評価:★★★★)” の続きを読む

D-WARS ディー・ウォーズ – D-WAR – (個人的評価:★★★)

上映館も少ない中、D-WARSを観てきました。
12月1日・映画の日の最終回だったのですが、平日とはいえ、観客6人と寂しいものでした。

正直あまり期待もしていなかったのですが、これぞ「ザ・B級」という作品だと思います。
主人公もヒロインもいかにも金をかけてないというのが一目瞭然なキャスティングですし、実質の主役は「イムギ」(ただ、「邪悪なイムギ」もいまいち抜けてるところもありましたが・・・。)であり、L.A.を所狭しと暴れまわるモンスターたちだったと思います。個人的には、近藤正臣似のFBIの捜査官が気になりました。
あと、特徴的だと思ったのは、残虐なシーンが抑え目(ほとんどない)でお色気シーンが皆無なのは、韓国作品ということもあるのでしょうけど、なんといっても、ストーリーの飛びっぷりがB級の最たるものだと思います。
B級と割り切れば、少々の無理筋は許せるかなと思いますし、割り切ってみれば、非常に面白い作品だと思います。
パンフレットにありましたが、モンスターがL.A.を大暴れするシーンは「監督の熱意」が伝わってくるような気がしましたし、エンドロールで流れる「アリランをフィーチャーしたテーマ」がラストシーンの余韻と相まって、いい感じでした。

あと、ソニーピクチャーズの配給作品は、大作はもちろんのこと、今回のD-WARSもそうですが、スターシップ・トゥルーパーズなど渋いところを突いてくる作品も多いので、今後もこういった作品を期待したいですね。

パンフレット 評価:★★★(写真も割とあって、モンスターの説明もあるので、まずまずかな。)
横 700円

参考:
D-WARS ディー・ウォーズ – goo 映画
D-WARS ディー・ウォーズ@映画生活

作品の評価:
[映画]D-WARS ディー・ウォーズ(NOW HERE)
D-WARS(ぞうが大すきだー)
“D-WARS ディー・ウォーズ – D-WAR – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

ソウ5 – SAW V – (個人的評価:★★★)

さっそくソウ5を観てきました。

ソウ4を封切り時に見た際はでストラムとホフマンを取り違えて、わかったようなわからなかったようなことがあったので、念を入れてソウ3、ソウ4を『復習』で前日に観ておいたのですが、おかげでじっくり余裕を持って観ることができました。
ソウ4は格段に『一見さんお断り度』が増してましたが、今回は結果的にそういうわけでもなかったです。

本作はソウ3、ソウ4を締めくくる作品になりました。本作で解けた謎もありましたが、本作で新たなに生まれた謎もその分生まれて、まだまだ続いていくような雰囲気ですね。
ソウ4は何の予告もなく過去と現在をごちゃ混ぜにするような映像で若干わかりづらい面があったのですが、ソウ5は何気ない言動、しぐさがラストの伏線になっていて、「ソウ」シリーズ特有のなんともいえない「爽快感」があってよかったと思います。ソウ4が若干消化不良のところがあったので、前作と比べるとよかったからかもしれませんが、「ソウ」をしのぐような「爽快感」が得られたというわけではないので、そういった作品が現れてくることを期待したいですね。

いつのまにか、オープニング処刑「ゲーム」、集団で「ゲーム」など、必ず出てくる「お約束」が生まれているような気もしているのですが、次回作があれば、そういった「お約束」も崩すような新機軸も見てみたいものです。

個人的には、ジグソウ=ジョン・クレイマーの「make a choice」という決め台詞(というよりかは彼の言い方)が好きだったのですが、次回作以降もその決め台詞が聞けるのか?新機軸で行くのか、製作側の腕の見せ所でしょうね。

参考:
ソウ5 – goo 映画
ソウ5@映画生活

作品の評価:
ゲーム中断(MESCALINE DRIVE)
ソウ5(映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評)

パンフレット 評価:★★★★★(表紙も凝っていて、ストーリーも惜しげもなく書かれていて、パンフレットの見本のような内容)
縦 600円



“ソウ5 – SAW V – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

デス・レース – DEATH RACE – (個人的評価:★★)

さっそく、デス・レースを観てきました。
本作は「デスレース2000」のリメイクということですが、「デスレース2000」はまったく見てないので、実質、初ものということになりました。

費用はそれなりにかけていても、なぜかB級っぽいテイストの映画にジェイソン・ステイサムはぴったりだと常々思っているのですが、予告編を見て、彼らしい作品だと思い、楽しみにしていました。
ただ、テレビCMで「○○デス」とか無理やり印象に残るようなフレーズをつけていて、こういうときは、作品の内容がいまいちなことが多いので、若干、不安は感じていました。

観終わった瞬間、抱いていた不安な予感は的中してしまいました。
確かにカーアクションシーンは迫力満点で、肝心のストーリーも悪くはないのだけれど、立て板に水を流すように淡々と進みすぎて、メリハリがないというか、何のひねりもなく終わってしまったという感じでした。ストーリー半ばでなんとなくラストが読めてしまうのも・・・。
カーアクションシーンに力を入れすぎて、それ以外のシーンに心を配らなかったようにも見えましたし、レーサーのキャラ付けや主人公も含めた登場人物の説明も中途半端だし、それぞれのシーンも「お約束」って感じがして、強烈な印象を残すようなシーンがなかったのが残念です。

パンフレット 評価:★★(出演者・監督ロングインタビューあり。写真は選んだものがいまいちかな。)
縦 600円

参考:
デス・レース – goo 映画
デス・レース@映画生活

作品の評価:
デス・レース(シネマ日記)
“デス・レース – DEATH RACE – (個人的評価:★★)” の続きを読む

ブラインドネス – BLINDNESS – (個人的評価:★★★)

さっそく公開初日に、ブラインドネスを観てきました。

観るまでは、たまたま予告編でやっていた「感染列島」のようなパニック映画だろうと推測しましたが、まったく毛色が違っていて、ある意味SAW(ソウ)シリーズよりエグい「密室劇」でした。
イメージとしては、「バベル」(多国籍)と「ミスト」(密室劇の一面)を足して2で割ったようなそんな感じでしょうか。

極限状態に追い込まれた人間集団の心理を緻密に描いていて、個人的には観た後、人間の集団がこういった極限状態の状況に陥ったときにとる行動としては、まったくありえない話ではないと思い、暗澹たる気持ちになりました。

そういった「密室劇」の後半以降、「このシーンいるの?」っていう感じのシーンが続き、若干ダレ気味になりますが、観終わった後、ネットやパンフレットを見ると、そういったシーンの意図も理解できました。そういう意味でひとつひとつのシーンにおいては、ちょっとわかりにくい部分もあるのかなと思いますが、ひとつひとつのシーンが丁寧に撮られていたという見方もできるでしょう。パンフレットを見ると「ナイロビの蜂」の監督ということを知り、納得がいきました。

パンフレット 評価:★★★(出演者・監督ロングインタビューあり。900円はムダに高い。GAGAさん、パンフレットで儲けようとしていない?)
縦 900円

参考:
ブラインドネス – goo 映画
ブラインドネス@映画生活

作品の評価:
#304 『ブラインドネス』(伊藤Pのブログ)
裏#67 『ブラインドネス』ネタバレ解釈編(伊藤Pの部屋) [ネタバレ注意]
ブラインドネス(北浦和映画劇場)
“ブラインドネス – BLINDNESS – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

X-ファイル:真実を求めて – The X Files I want to believe – (個人的評価:★★)

さっそく初日に「X-ファイル:真実を求めて」を観てきました。

特に地上波放送時にX-ファイルをかぶりついて見ていたわけでもなく、熱狂的なファンというわけではなかったのですが、見ていた当時の印象としては、ただの海外ドラマではないスケール感があって、ストーリーも練られていて見ごたえがあり、『映画っぽいテレビドラマ』という印象を持っていました。

今回もストーリーは非常に練られているなという印象は持ちましたが、当時の印象とは逆に『テレビドラマっぽい映画』という印象を持ち、映画としては、しょぼいなというのが正直な感想でした。あと、作品の印象としては、副題の「I want to believe」のほうがしっくりくるかなと思います。

映画なので、スケール感があって、クリーチャーやエイリアンの登場を期待していたのですが、題材が映画にしては地味だったのかなと思います。モルダーとスカリーのファンにとっては、もろ手を挙げて大歓迎的な作品なのかもしれませんが、そうでもない人にとっては、スケール感のある題材があってこそのモルダー、スカリーだと思います。本作は、ちょっと2人の関係を意識して作りすぎたのかなとは思いますが・・・・。
最後に、館内が明るくなるまで、居るとほんのちょっとだけいいことがあるかも(^^)

個人的にはいまだに、ジュリアン・ムーアとジリアン・アンダーソンを間違ってしまうことがありますが・・・。

パンフレット 評価:★★★(出演者・監督インタビューあり。写真は少ないけど、500円ならこんなもんか・・・。)
縦 500円

参考:
X-ファイル:真実を求めて – goo 映画
X-ファイル:真実を求めて@映画生活

作品の評価:
Xファイルの新たなる劇場版 真実を求めて(見てるか、B級!?)
X-ファイル:真実を求めて(Akira’s VOICE)
X-ファイル:真実を求めて/THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE(いい加減社長の日記)
“X-ファイル:真実を求めて – The X Files I want to believe – (個人的評価:★★)” の続きを読む

レッドクリフ Part I – Red Criff Part I – (個人的評価:★★★)

さっそくレッドクリフ Part I を観てきました。

個人的には、「三国志」をあまり知らず、「魏呉蜀の三国時代関連の物語?」くらいの知識しかなかったので、見る前は不安が先立ちましたが、日本用に最初に背景的な話をしてくれるのと、何度か登場人物が映ったタイミングで「名前の字幕」を入れてくれているので、安心して、レッドクリフの世界に入っていけると思います。

パンフレットを読むと、もともと1作ものだったそうで、2部構成にしたため、本作は、曹操、孔明、孫権らの「顔見世興行」的な作品になっています。
1作ものだっただけに、本作の見せ場が「あれ」とは、ちょっと弱いような気がしますし、逆に「あれ」が見せ場なら、他のシーンは何か「時間稼ぎ」的にも見え、別に「必要か?」と思いました。まあ、Part IIを観るための「助走」と割り切れば、2時間半の大作ですが、じっくり観られると思います。それにしても「お金はかけてるなあ」と映像を観て、しみじみ感じます。個人的には、金城武が孔明を貫禄たっぷりに演じ、存在感を示していて、よかったです。(中村獅童は曹操側でヒールのほうがよいと思いましたが・・・。)

今回のベースとなったという「三国志演義」ではどうかわからないのですが、曹操がもうちょっと憎たらしいヒールで脚色すれば、もっと盛り上がるのだろうなと思いました。あまり残虐に書いてしまうと中国等で上映できず、中国当局のクレームもあるかもしれなかったかもしれませんが・・・。個人的には、三国志演義等で描かれている曹操、孔明、孫権のイメージについて、三国志を読んだりしてよく知っている人のこの作品の評価を聞いてみたいですね。

半年後に上映されるというPart IIの「赤壁の戦い」を観たくなるそんな「Part I」に仕上がっていると思います。テレビ朝日がバックにいるので、Part IIの封切間際に「Part I」をテレビで放送するような気がしますが・・・・。個人的には「Part II」までに、三国志関連の本やマンガなど読んでみたくなりました。

パンフレット 評価:★★★★(出演者・監督インタビューあり。三国志の簡単な説明もあり、写真も豊富。)
縦 600円

参考:
レッドクリフ Part I – goo 映画
レッドクリフ Part I@映画生活
レッドクリフ Part II 公式サイト

作品の評価:
レッドクリフ Part1(Akira’s VOICE)
“レッドクリフ Part I – Red Criff Part I – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

センター・オブ・ジ・アース(2D・日本語吹替版) – JOURNEY OF THE CENTER OF THE EARTH – (個人的評価:★★)

センター・オブ・ジ・アース 2D版<日本語吹替版>を映画の日に観てきました。

まず、個人的には、字幕版の上映が全国でも10に満たず、関東地区の上映館がないというのが、非常に不満でした。「ライラの冒険」でコケたGYAOの子供連れでも来やすいようにしようとした戦略が見え隠れしましたが、実際、子供連れが多く来ていたので、戦略としては成功なんでしょうね。

肝心の内容ですが、テレビCMや予告編で見せたシーン以上の見せ場もなく、上記のようなマーケティング戦略で集客を増やさないといけなかったのも仕方なしかなと思える内容でした。
アトラクション・ムービーとしては、面白いと思うのですが、テレビCMや予告編以上の見せ場を期待するも「やっぱりか?」という内容でしたね。
パンフレットには、監督のインタビューに「2Dでも楽しめるものにしたかった」とありますが、3Dだと新鮮味のある作品だったのかもしれません。ビデオ・DVDリリースでヒットするかもしれませんね。

パンフレット 評価:★★★★(インタビューあり。作品は平凡でも、パンフレットはこの価格でこの内容なら満足。)
縦 500円

参考:
センター・オブ・ジ・アース 2D版<日本語吹替版> – goo 映画
センター・オブ・ジ・アース@映画生活

作品の評価:
「センター・オブ・ジ・アース」 (ひらりん的映画ブログ)
センター・オブ・ジ・アース(映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評)
“センター・オブ・ジ・アース(2D・日本語吹替版) – JOURNEY OF THE CENTER OF THE EARTH – (個人的評価:★★)” の続きを読む

イーグル・アイ - EAGLE EYE – (個人的評価:★★★)

イーグル・アイを観てきました。

CGを極力を使わないようにしたというカーアクション等破壊シーンは迫力満点でしたが、肝心のストーリーが『兄の職業』でなんとなく結末が読めてしまって、ほぼその通りだったので、後半以降の焦点はアクションシーンと読み通りの結末が外れてくれることへの期待感だけになってしまったのが残念でした。タイトルが「イーグル・アイ」でなければ、よかったのかもしれませんが・・・・。

この作品の肝となる設定って過去の何かの作品やドリーム・ワークス作品で似たようなのがあったような気がするのですが。。。

個人的には、デス・プルーフ in グラインドハウス以来のロザリオ・ドーソンが出ていたのでよかったですが、スピルバーグ製作総指揮で期待が大きかっただけに残念でした。

パンフレット 評価:★★(インタービューなし。記事もいまいち。あれで700円はボッタクリ!)
価格700円 縦

参考:
イーグル・アイ – goo 映画
イーグル・アイ@映画生活

作品の評価:
「イーグル・アイ」(映画大好き!おすすめ映画・DVD)
『イーグル・アイ』 ~アクション映画の“構想”にも、賞味期限はあるものだ(ketchup 36oz. on the table ~新作映画…)
“イーグル・アイ - EAGLE EYE – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

落下の王国 – The fall – (個人的評価:★★★)

ようやく、落下の王国を観ることができました。
タイミングよくTOHOシネマ川崎のレイトショーの時間でプレミアムシートなのに通常料金だったので、お得にゆったり観ることができました。

オープニングから「ようこそターセムワールドへ!」といった感じで、最後まで「ターセムワールド」を堪能することができました。イメージとしては、黒澤明監督の「夢」に似ているように見えましたが、「落下」が取り持つ縁ということで、「現実」を織り込みながら、2人で「物語」を作り上げていくといった感じなのですが、「物語」の映像が夢らしい感じで、映像もよく作っているなあと思いました。現実で会ったことのある人、見た物、出来事が自分の夢に織り込まれるというのは、誰にでもあるようなことに思いますしね。
身近な話に置き換えると、親や親戚が近所の知り合いが、時間つぶしに即興で小さい子供に「嘘っぱちの作り話」をしたのはいいものの、子供の食い付きがよく、「次は次は?」とせがまれて、終わるに終われないと・・・・。自分自身経験したようなしていないような不思議な感覚をこの映画には覚えました。

パンフレット 評価:★★(写真が少ないかなあ・・・)
価格600円 縦

参考:
落下の王国 – goo 映画
落下の王国@映画生活

作品の評価:
『落下の王国』 ターセム監督(本、映画、音楽)
落下の王国(佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン)
“落下の王国 – The fall – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

アイアンマン – IRON MAN – (個人的評価:★★★)

早速初日に観てきました。


「マーベルもの」らしく、『アイアンマンはこんな感じ』というお披露目的な位置付けの作品でした。ただ、今回の敵役も、アイアンマンにしてみれば、まだまだ『チンピラ』みたいなもので、これから強敵が現れてくるのでしょう。ダークナイトのジョーカーのような憎たらしいくらいの敵役を期待したいですね。
ストーリーは『小手調べ的な内容』なので平凡かもしれませんが、コミックものにはあるまじきある意味『衝撃のラスト?』に驚きです。
個人的にはアイアンマンが空を飛んでいるときの爽快感がよかったですね。
テレンス・ハワードが相変わらずいい味出してます。
『お楽しみ』もあって、最後の最後まで目が離せません。

パンフレット 評価:★★★(出演者、監督インタビュー記事あり。表紙はクール。原作の説明もアリ)
価格600円 縦


参考:
アイアンマン – goo 映画
アイアンマン@映画生活
アイアンマン公式サイト(英語)

作品の評価:
ロバート・ダウニー・Jrがヒーローに!!☆ 『アイアンマン / IRON MAN』 ☆(honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)
『アイアンマン』 8P(OL映画でいやし生活)

テクノラティプロフィール
“アイアンマン – IRON MAN – (個人的評価:★★★)” の続きを読む

PAGE TOP