JV-Link(Ver4.9.0)バージョンアップ影響

パソコン通信JRA-VANからのJRA-VANデータラボ愛好者ですが、JV-Linkバージョンアップで8/8に大きめの利用環境変更が生じた。具体的には、以下のソフトのバージョンアップやカスタマイズが必要になり、対応を実施したので、備忘録的に書き留めておく。

【JRA-VANデータラボ】JV-Linkバージョンアップのお知らせ(ver.4.9.0)
https://jra-van.jp/news/20230808b.html

ソフトVer(2023/8/14現在)バージョンアップに伴う対応内容
1JV-Link4.9.0データ仕様一部変更でソフトが使えなくなるため、バージョンアップ必須。
2スーパーパドック2005現1.7.0.1バージョンアップ/サポート終了でスーパーパドックスマイルへの移行必須。
2023//8/15現在、データの取り込みはできるが、何の影響が出ているかは、ぱっと見よくわからない。
3Target Frontier JV6.20JV-Linkバージョンアップ後に、6.20へのバージョンアップ必須。
バージョンアップ後の初回起動時にデータ変換が走る。利用環境によるだろうが、自宅環境(Core-i7 6700、Core-i5 11000台)だと1時間以内に終わった。
4スーパーパドックスマイル1.3.0JV-Linkバージョンアップ後に、1.3.0へのバージョンアップ必須。
初回のデータ取り込み時に過去からの全データ取り込みが走る。これがくせ者で、取り込み終了が下手したら2~3日コースになる。
出馬表の表示がすごく重くなったし、バグとかありそう。
出馬表の表示がすごく重くなったので、データベース最適化試したら、まさかのデータベース全損。データ取り込みのやり直しを余儀なくされる。
バグ改修されるまで、データベース最適化は絶対実施してはいけない。(2023/8/14現在)
5BALLOONX2.0.0JV-Linkバージョンアップ影響ないっぽい。
6PC-KEIBA Database5.0.3.0
4.3.0.0を使っていたが、5.x系はまったく別物になるため、まず、PostgresSQLもVer 11 へバージョンアップし、データベースも作り直し。JV-Linkバージョンアップ後に、再インストール。
7PC-KEIBA Databaseを使ったプログラムデータベースのテーブル物理名がすべて変わっていて、カラム名は旧テーブルを踏襲しているものも多いが、テーブルによってはカラム名が変わったり、無くなったりしているので、SQL文の改修を実施。
PC-KEIBA Database作者のご厚意でフォーラム内であるが、データベース仕様書を公開いただいたので、SQL文の改修がはかどった。
(1)旧テーブルにあったRACE_CODEカラムが軒並み無くなったので、CONCATで代用
(2)特別登録馬系が一つのテーブルに統合
8UWSCスーパーパドックスマイル、PC-KEIBA Databaseのデータ更新等を自動起動実施しているため、修正を実施。
9自然(IE5.5版/with Edge IEモード)要観察2023/8/12以降の出馬表を取り込まなくなったので、JV-Downloader EXの利用を復活させて、生成された旧仕様の2023/8/12出馬表lzhデータを取り込んだら、なんの問題もなかった(ように思われるが、今後要観察)。
10JV-Downloader EX4.0.1JV-Linkバージョンアップ後に、4.0.1へのバージョンアップ必須。

GPD P2 MAXとモバイルPAT投票環境

東芝のLIBRETTO 20+PHS接続(当時はJRA謹製PAT投票ソフトでの9600bpsのみなし接続!)から始まったモバイルPAT投票環境ですが、LIBRETTO100、VICTOR INTERLINK+DDI POCKETから時は流れ、JRAの競馬場でWiFiがつかえるようになってからは、Lenovoまたは中華Windowsタブレット、GPD POCKETシリーズと使ってきました。

モバイルPAT環境構築のコンセプトは

  1. なるべく自宅と遜色ないPAT投票環境
  2. 指定席の狭いスペースに置ける大きさのノートPC
  3. 持ち運びが多くならないノートPC本体800g以下

でした。

過去のノートPCを使って、ネックだったのが、スーパーパドック、TARGET Frontier JVの起動が遅い、表示等が重いところでした。

今回、INDIEGOGOのクラウドファンディングで購入したこのGPD P2 MAX(16GB Memory+512GB SSD+Core m3 8100Y)ですが、8.9インチかつオーバーFULL HD、本体650gでスーパーパドック、TARGET Frontier JVもキビキビ動いて、指定席のテーブルにも置ける割に、それなりに画面も広く、今のところ、大満足です。

GPD P2 MAX箱
GPD P2 MAXとGPD POCKET2本体比較
GPD P2 MAXでTARGET起動
GPD P2 MAXでスーパーパドック2005起動
GPD P2 MAXとGPD POCKET2画面比較

iphone 8 から iphone XS へ

楽天フリマでほぼ新品を入手できたのでさっそく移行開始!

(移行する前に、LINEアカウント引き継ぎ設定をした後で実施)

unboxed

itunesでのバックアップを介しての移行ではなくなったので作業がだいぶ楽に。

重ねてみると思っていたほど大きさに差がないことに驚き。

新旧iphone重ね合わせ

いまだに「テンエス」じゃなく「エックスエス」と言っちゃう時がありますが、早くFaceIDとノッチに慣れないと・・・・・。

菜七子ちゃんおめでとう(東京盃現地観戦)

春の東京スプリントも雨の中駆けつけましたが、やっと「歴史の証人」になれました。メンバー構成とか逃げ馬不在(山崎誠士くんとかみんな空気読んだ?)で運も味方したとは思いますが、1倍台の1番人気を背負ったプレッシャーもあったでしょうし、チャンスをモノにするところはさすがです。

東京盃・記念馬券

コパさんの「好きに乗っていい」と言われて腹くくれたのもよかった。4コーナーでほぼ勝負ありましたね。あとはインタビューのコメントがもっと上手くなれば言うことなし。

パドックお待ちしてましたが、先に馬場入りされてお目にかかれず。パドックどよめいてましたが。

馬券は1番ニホンピロタイド(幸)からの馬連、7番キャンドルグラス(赤岡)の3着付け3連単で勝負したものの馬券圏内に来ずでしたが、イイものを見せてもらいました。

http://www.veteranspower.com/speedindex/ooi/ssi20191002_11t.html

東京盃・ニホンピロタイド(私の本命)
東京盃・キャンドルグラス(私の本命)

気を取り直して、最終レースは、指数的穴馬2頭の2番サマルカンドブルー(藤田凌)、14番メイショウザイル(楢崎)から流して、なんとか東京盃のマイナス分を取り戻せました。

http://www.veteranspower.com/speedindex/ooi/ssi20191002_12t.html

馬券的にも、競馬観戦的にもよい1日の締めくくりになりました。

懐かしのソフトフレッシュ

旅打ちの楽しみの一つとして、コンビニでの「ご当地商品」とのめぐり逢いがありますが、9/13~15の旅打ちの際に、偶然、十三のセブンイレブンでソフトフレッシュを見つけました。

ソフトフレッシュと言えば、関東ではほとんどお目にかかれないヤマザキのご当地ロールパンです。

子供の頃は週1回は食べていたほど好きなロールパンでした。

この日は6時過ぎに出発で、宿泊していた東横インの朝食も始まっておらず、ソフトフレッシュとこれまた関東ではお目にかかれない白バラコーヒーをお供に、極上?の朝食をじっくり味わいました。

今度食べることができるのはいつのことやら??

スーパーパドック2005で「レース馬情報追加エラー」発生

今日、いつものように、スーパーパドック2005でJRA-VANのデータを登録していたところ「レース馬情報追加エラー」が無情にも出てしまいました。

「レース馬情報追加エラー」ウィンドウ

ピンと来たのが、「データ取得時の不具合(I/Oエラー)について」で発覚したデータベースファイルの2GB制限に引っかかったのでは?という疑惑です。

ファイルを見てみたら。やはり「レース馬情報」の該当ファイルと思われるRACE_UMA.dbが 2,097,124KBと2GBに達していました。

こうなると、DBを初期化して、2GBに引っかからないように2000年以降から登録するしか方法がないのですが、少しでも労力を少なくするため、以下の方法で再登録しました。

  1. 「DB.org」などにリネームするなどして 「DB」フォルダのバックアップを取る
  2. 「DB」フォルダの作成
  3. JRA-VANからスーパーパドック2005をダウンロードし、上書きインストール
  4. スーパーパドック2005を起動
  5. 「ファイル(F)」-「データ登録(D)」-「セットアップデータ登録」でお好みの「データ開始年」を選択し、「データ取得」を押下(私の試算だと1年で84,000KB(1か月7,000KB)くらいになるので、登録年からさかのぼって10数年くらいがいいと思いました。)
  6. 登録が開始されたら、すぐに「キャンセル」を押下
  7. いったん スーパーパドック2005 を終了
  8. エクスプローラ等で 「DB.org」から「RACE_UMA」がつくファイル以外のファイルを「DB」にすべてコピー
  9. 再度、 スーパーパドック2005を起動
  10. 「ファイル(F)」-「データ登録(D)」-「詳細指定モード」で「セットアップデータ」を選択し、「レース出走馬」以外のチェックを外したうえで、「データ取得」を選択し押下

素直にスーパーパドックスマイルを使えばいいんでしょうけど、スーパーパドックも含めて処理を自動化して、なかなか簡単には移行できないので、スーパーパドック2005を使い続けています。

2019秋の旅打ち三日目回顧(9/15)

旅打ち最終日はローズSが行われる阪神競馬場には目もくれず?金沢競馬場へ。

金沢競馬場入口

前日に引き続き、好天となり、屋外の席で見る予定が、夏のような照りつけるような日差しに、来場して早々、屋内席へ退散。

スタンドの2階が指定席、3階が自由席になっていて、さすがに朝イチで自由席はがらがらだったので、自由席のゴール前最前列に陣取りました。

スタンドからの風景

当日は吉原騎手が盛岡の重賞に乗りに行って不在。あとはネットの一部で揶揄されてる「暗黒金沢」の一面たる同一馬主多頭出し、同一厩舎多頭出しと向き合いながら、自分のスピード指数でどこまでやれるかがカギでした。

勝負レースは金沢第4レース、メインの第9レースに据えました。

第4レース、軸は8番人気5号馬のウインドウイスパーにし、指数ランク上位でない馬も絡めて、3連複流しで高めゲットでき、今日の金沢初的中!

金沢第4レース 指数表

第4レースが終わった段階で、13時になりかけていたので、3階の同じフロアにある不二家 大食堂で1000円の今日のランチ(とんかつ+煮物)を食べて、後半のレースに備えました。

不二家大食堂のランチ

ただ的中できたのは第4レースだけでマイナス収支の中、第8レースも外して、意気消沈していたら、このあと、1時間くらい「休憩」へ(発走時刻を詳細にチェックしてなかった・・・・)。

なんと!金沢で本場でのレースを止めて、ローズSを売っているため、1時間くらい中休みのようで、もともと買う気はなかったのですが、気分転換にローズSにチャレンジ!

ローズSの狙いは11番ビーチサンバ(福永)、指数ランクの馬の中では一番人気が低い6番人気で4番ダノンファンタジー(川田)が馬券圏外になれば、さらに高配当も狙えそうなので、3連複の1頭軸に据え、指数ランク馬5頭に流すことに。

阪神第4レース指数表

なんとか2着に残って、一番安めなものの3連複2250円を的中。いい気分で金沢第9レース準重賞くろゆり賞へ 。

このレースは9頭立てでしたが、金田一厩舎5頭、高橋俊厩舎3頭、黒木豊1頭と金田一厩舎の馬の取捨がポイントとみて、あえてスピード指数を無視して、非金田一厩舎の4頭のうち前に行きそうな8番ミライヘノトビラ(池田敦)を3連複の軸に据えて、非金田一厩舎勢の他3頭を厚めに買いました。

金沢第9レース指数表

結果は5番フジヤマブシ(平瀬)が出遅れるも能力の違いを見せて差し切り 、 8番ミライヘノトビラ(池田敦)が2着に飛び込み、 金田一厩舎は、結局、3着に4番人気の5番グラムデイジー(栗原)が入ったのがやっとで、 4970円の好配当をゲットでき、金沢での馬券収支をプラス転化に持って行けました。

くろゆり賞表彰式

最終レース終了後、無料バスで金沢駅に戻って、金沢駅でゴージャスな食事と行きたかったのですが、新幹線かがやきの乗車まで時間もあまりなかったので、北陸のソウルフード8番らーめんの「野菜らーめんと餃子のセット」を食べて、帰路に就きました。

8番らーめんの野菜らーめん

最後に金沢競馬について、備忘録的にまとめておきたいと思います。

  1. 無料バス乗り場は在来線改札口を出て、左に曲がり、回転すし屋さんを目印に一番の端の乗り場から乗車可能
  2. 日曜日10時発の無料バスでも余裕で着席
  3. スタンド3階自由席でも十分快適
  4. スタンド内は無線LANが使えるが、SSIDはfreespotではなく、kanazawa-free-wifi
  5. スタンド3階自由席の一番前だとノートPCが置けるスペースがある(ただし後ろの人がいた場合は、視界の邪魔にならないように・・・。)
  6. 最終レース終了後発車の無料バスはギリギリだと着席できないかもしれない
スタンドからの眺望
パドックその1
パドックその2
スタンドその1
スタンドその2

2019秋の旅打ち二日目回顧(9/14)

二日目(9/14)は阪神競馬場へ。

よい天気で迎えられ、まずはセントウル(ケンタウロス)像がお出迎え!

この日は事前にA指定席を確保して準備万端も、1日を通して、フルゲートが1鞍しかなく穴党には厳しい戦いになるのを覚悟。

スピード指数的には、第10レースの芦屋川特別を勝負レースに据えて、投網を打って勝負の形。

惜しむらくは阪神第3レースが2歳未勝利で深追いせず、5番ベルティアラ(幸)の単複を買わずに複勝のみにしてしまったことと芦屋川特別で、6番アリア(菱田)からの三連複、14番ワールドフォーラブ(和田)からの馬連としたため、明暗が分かれ、結局、この日は阪神第3レースのみ的中でいいところナシでした。

レース的には、メドウラークが平地・障害両重賞制覇でいいものを見られたのがせめてもの救いでした。

阪神JS襷コース横断
阪神第3レース指数表
阪神第10レース指数表

夜は宿泊先の十三駅西口出てすぐの小だるま総本家での反省会で締め!

小だるま総本家の串カツ

最後に阪神競馬場の4階A指定席について、備忘録的にまとめておきます。

  1. 指定席内の売店は一箇所だけ
  2. 飲み物の自販機はゴールから反対側の端っこにあるだけ
  3. ノートPCやタブレット・スマートフォンの充電用コンセントはテーブルの裏側にあり(何回か前に来たときは最後まで気づかず)
ゴール前から宝塚方面を望む
阪神ジャンプステークス勝馬レイ
指定席から撮ったゴールシーン
阪神JS優勝馬・メドウラーク

Hello world! – 2019秋の旅打ち初日回顧(9/13)

自分の日記替わりにWordpressを始めてみました。

9/13〜15で笠松→阪神→金沢と旅打ちに行ってきたので、次回からの備忘録的に記してみます。

  1. 開門はレース発走の30分前
  2. 有料席は600円特別指定席より500円ユーホールがおススメ
  3. ユーホールに食堂はなく、おにぎりとカップラーメンしかないので、一回の売店で買うのがおススメ
  4. 寿屋のから揚げ(1串100円)は必ず食べるべし
  5. 当日のトラックバイアスは意識すべし

二日前からフルゲートが10頭から12頭になったもののこの日は最大10頭で生で見ることができず残念でした。

この日はマカオ帰りの水野翔騎手が、6番人気39番人気2と存在感を見せていましたが、スピード指数的にはまったく振るわず、最終レース・メインカードの準重賞・東海クラウン(レース映像)を的中したもののマイナスで終了。

1レースから12レースまでノーガードの打ち合いをやって、自分なりに発見もあったので、機会があれば、またリベンジしに来たいと思います。

オグリキャップ像

笠松競馬場入場口

1400mスタート

笠松競馬場名物パドック

誘導馬

葵ちゃん

監督のポテンシャルを感じさせる内容:板尾創路の脱獄王 (個人的評価:★★)

昨年末に何とか6000マイル貯めることができたので「TOHOシネマズ・1カ月フリーパス」で見てきました。
2010年の観賞最初の作品が「板尾創路の脱獄王」となりました。

唯一の危惧は『松本人志監督』のように投げ出さないことでしたが、劇場映画の体をなしていて、まずまずまとまっていたと思います。どうしても『松本人志監督』と比較してしまうのですが、奇しくも「狭所からの脱出」という共通点もありました。私が思うに、『松本人志監督』とは「ブレーン」の差が出たのではと思いました。

板尾創路は、國村準相手に、「しゃべりなし」でも存在感を示すべくがんばっていたのではないかと思います。
キャスティングもテレビドラマ出演の経験がある吉本の芸人やバイプレイヤーな俳優を登用していたので、作品の質を損なわなかったのもよかったと思います。作品中の「間の長さ」は若干気になりましたが(いびきをかいて寝てしまった観客もいたくらい)、脱獄の方法も含めて脚本とか練りに練ったようなところが垣間見られ、過度な「お遊び」もそんなになく最後まで楽しめました。
ラストは賛否両論あるかと思いますが、私は好意的に受け取りました。
あと劇中の「”ふれあい”の熱唱」はほとんど会話のない「主人公」=「演じている板尾創路」のフラストレーションに対する「息抜き」と見ました(パンフによると意味があるそうですが・・・)が、私は「しゃべりなし」で最後まで貫いて欲しかったと思います。ただ、随所に映像的なこだわりも感じられ、次回作を作るのであれば、期待させる内容だったと思います。

参考:
板尾創路の脱獄王 – goo 映画
板尾創路の脱獄王@ぴあ映画生活

作品の評価:
板尾創路の脱獄王(北浦和映画劇場)
『板尾創路の脱獄王』(Mooovingな日々)

パンフレットの評価:★★(可もなく不可もなく。板尾、國村のインタビューあり)
縦変形600円

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スペル – DRAG ME TO HELL – (個人的評価:★★★★)

上映最終日にようやくスペルを観てきました。

スパイダーマン製作で「制約」でがんじがらめになっていたサム・ライミがストレスを解消すべく自分の才能を渾身の力で解き放った作品のように思いました。無論、スパイダーマン・シリーズも面白いのですが、サム・ライミはB級テイスト満開の作品でこその監督だと思います。
やたらにでかい効果音、ちょっと安っぽいCG、怖(こわ)面白いカットなど、サム・ライミらしさが随所に出ていて、死霊のはらわたを彷彿とさせような「ザ・B級映画」でした。ラストを観終わった後は、なぜか爽快な気持ちになりました。SAWの1作目を観終わった時のあの不思議な感覚です。
脚本もよく練られていて、伏線っぽくない伏線もあったりと、ストーリーもよかったです。この作品の翌日に「2012」を観る予定なのですが、この作品を超えられるのか若干心配になりました。

参考:
スペル – goo 映画
スペル@ぴあ映画生活

作品の評価:
「スペル」(或る日の出来事)
スペル(王道)

パンフレットの評価:★★(写真少なめ)
縦600円

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ソウ6 – SAW6 – (個人的評価:★★★)

ようやくソウ6を観てきました。

もう「出がらしの出がらし」の域に達しているSAWシリーズですが、ジグソウが死んでから三作分が経過しているわけで、「後付できるネタ」切れの感は否めず、オープニングの「ゲーム」は相変わらずエグく、ストーリーには入っていけるものの、ストーリーとして見るべきものはなく、映画の時間軸ではジグソウがいないので、緊張感がみなぎっていないのは残念で、「ゲーム」だけがウリになっているようにも思えます。
興行成績にも表れていますが、もはや封切週に熱狂的なファンのみが「再開」を喜ぶような状況になっていて、これ以上の盛り上がりは望めないのかもしれません。さらなる続編の制作がウワサされているようですが、もう潮時かもしれませんね。

参考:
ソウ6 – goo 映画
ソウ6@ぴあ映画生活

作品の評価:
ソウ6(スペース・モンキーズの映画メイヘム計画)
映画:ソウ6(SAW VI)(よしなしごと)

パンフレットの評価:★★★(1~5までのおさらいも軽くあります。表紙は凝っています。)
縦600円

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しんぼる (個人的評価:★)

しんぼる」を観てきました。
日本映画は原則、劇場では見ないのですが、同じ尼崎出身として応援の意味を込めて「大日本人」に続いて足を運びました。残念ながら、この内容では厳しいと思わせるものでした。

いま振り返れば、大日本人もそうだったのですが、途中で飽きてきます。大日本人の時は、『松ちゃんが投げ出した』と評したのですが、本作でわかったのは、自分=見る側が飽きてきたということでした。
松本人志らしい笑いを追求したいのか?独自の映像世界を表現したいのかが最後までわかりませんでした。おそらく両方ともやりたかったんだと思いますが、どっちつかずになってメリハリがなくなってしまいました。

途中までホント面白いんですが、例えば、脱出方法を「アメラカンコミック」ばりにみせるくだりがあります。お笑い番組やバラエティーはウケたくだりを何度も繰り返して引っ張りますが、映画でそれをやられてしまうと飽きてしまいます。(引いてしまいます。)
改めて、パンフレットを見ると、製作側にダウンタウンの番組に絡んでいるスタッフ(高須光聖氏、倉本美津留氏など)が名を連ねていました。思うに「監督」に誰も意見できない状況になっているんでは?と想像してしまいました。あとは、大日本人の製作時の経験が活きておらず、結局、テレビ番組を作るノリで作ってしまったのではとも思いました。だから、テレビの尺の1時間を越えてから、見てる側が飽きてくるのかもしれません。
敢えて言わせてもらうと、「笑わそう」という欲を捨てて、映画生活に挑んでみれば、よくも悪くも比較される北野武監督のようなオリジナリティの高い作品になるのではないでしょうか?
コメディタッチの北野監督作品の評価があまり芳しくないことに終わることからわかるように、自分から進んで「笑い」を封じることで映画人として一段高いところにあがっていけるのかもしれませんね。
えらそうにも厳しいことを言ってしまいましたが、「松本監督」には「第3弾」にもあきらめずにチャレンジして欲しいと思います。

参考:
しんぼる – goo 映画
しんぼる@映画生活

作品の評価:
しんぼる(佐藤秀の徒然幻視録)
映画:『しんぼる』レビュー(偏見映画批評)

パンフレットの評価:★★★(写真もそこそこ。出演者のインタービュー記事アリ。作品に見合ってないのが残念)
縦700円

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サブウェイ123 激突 – THE TAKING OF PELHAM 123 – (個人的評価:★★★)

デンゼル・ワシントンがキャスティングされているということとデンゼル・ワシントン対ジョン・トラボルタが「がっぷり四つ」ということで楽しみにしていた「サブウェイ123 激突」を観てきました。

本作は、サブウェイ・パニック(邦題)のリメイクですが、その作品は観ておらず、予備知識ナシで観るので、イメージからは、内容は『動』の戦いと思っていました。
実際観てみると、どちらかというと『静』の対決でした。よくよく考えてみると原題の『THE TAKING OF PELHAM 123』からして納得です。
2人は初の競演、しかも同い年だそうで、後で振り返ってみると息がピッタリのように見えました。ただ、2人の絡み以外のシーンは、脚本、映像ともあまり力を入れていないように見え、「サブウェイ・パニック」のエッセンスを無理やりちりばめているだけのように思えました。2人の絡み以外のシーンにも力を入れていれば、より締まった作品になったと思います。
個人的には、2人のバックボーンを「ネットの新聞記事」とか「調査結果」を口頭で言うだけではなく、ガーバーやライダーの人となりを映像にしたり、ライダー達の計画の全貌を掘り下げてみるとか、「運命的な対決」に至るまでのプロセスを描いていれば、彼らの「駆け引き」がより深みのあるものになっていたようにも思いました。

「サブウェイ・パニック」は私の好きな「スティング」に出ているロバート・ショウが「ライダー」らしく、DVD等で観てみたいと思いました。

参考:
サブウェイ123 激突 – goo 映画
サブウェイ 123 激突@映画生活

作品の評価:
サブウェイ123激突▲(どんくらの映画わくわくどきどき)
サブウェイ123 激突(映画君の毎日)

パンフレットの評価:★★★(デンゼルとトラボルタのインタビューあり。写真もまずまず。サブウェイ・パニックの簡単な紹介もあります。)
縦600円

オープニングということで入場に「ポストカード」をくれました(^^)

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トランスポーター3 アンリミテッド – TRANSPORTER3 – (個人的評価:★★★)

トランスポーター3 アンリミテッド」を観てきました。

テレビ朝日とタイアップして、日曜洋画劇場で「1」「2」を放映したりして、知名度アップを図ったり、「1」&「2」のダイジェストを冒頭にくっつけるなど「3」=「1」「2」を観てない「一見さん」おことわり的なイメージを払拭しようと涙ぐましい努力が伝わってきます。マーケティング的には「脱B級」を目指しているようにも見えましたが、残念ながらジェイソン・ステイサムのイメージからか「脱B級」とは行かなかったように思います。渋くってカッコいいアクション・スターのは確かなのですが、「地味」なスティーヴン・セガールとダブって見えるんですね・・・・。

個人的には、都市部でのカーチェイスが少なかったように感じ、何か物足りなさを感じました。
無駄に長いキスシーンのくだりは正直ダレましたが、元K-1GP王者セーム・シュルトとフランクの「ドリームマッチ」には少々ニンマリしました。

あと、同じ「EUROPA CORP」作品の「96時間」同様、ヒロインが決定的にキュートでなかったのが残念です。パンフレットを見ると、リュック・ベッソンが「ナンパ」したようなことが書かれてましたが、あまりヒロインには力を入れないのが、「EUROPA CORP」作品なのかもしれません。

参考:
トランスポーター3 アンリミテッド – goo 映画
トランスポーター3 アンリミテッド@映画生活

作品の評価:
「トランスポーター3 アンリミテッド」驚きはないが、安定したシーリーズ(soramove)
「トランスポーター3 アンリミテッド」 やはり「制約」があるほうがおもしろい(はらやんの映画徒然草)

パンフレットの評価:★★★(ジェイソン・ステイサムのインタビューあり。「1」「2」のおさらいも軽くあります。)
縦600円

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96時間 – TAKEN – (個人的評価:★★★)

アメリカでも意外なヒットを飛ばしたという「96時間」を観てきました。

リーアム・ニーソン扮するブライアンが異国の地で誘拐された娘を救出するために鬼気迫る執念と強引さで全速力で「敵」に迫っていくそのままにストーリーも強引に押しの一手で展開していきます。あとで振り返ると突っ込みどころ満載のストーリーなのですが、突っ込む暇もないくらいにラストまでに一気に押して押して押しまくります。その「強引さ」が「痛快さ」に繋がってヒットしたんだろうと思います。

個人的には「エピソードI/ファントム・メナス」の「クワイ=ガン・ジン」のイメージが強くスマートな印象を持っていたリーアム・ニーソンですが、なるべくアクションは自分で演じたそうで、「アクション・スター」としての意気込みが、スクリーンを通して伝わってきていたような気がします。

あと、おそらく「24 – TWENTY FOUR -」を意識して付けられた邦題「96時間」だとは思いますが、「一刻も早く!娘を救出!」という状況であるには違いないものの「残り96時間」という「タイムリミット」を意識させられるようなストーリー展開にはなっていないので、肩透かしを食らった気になりかけますが、ブライアンの「敵」を追い詰めていくまでの強引さと「敵」をバッタバッタ倒していく痛快さを楽しむのが「吉」だと思います。
最後に、残念だったのは、娘さんが正直、あまりキュートではなかったことでしょうか・・・。(その分個人的評価は★1個減点)

参考:
96時間 – goo 映画
96時間@映画生活

作品の評価:
「96時間」;惜しむらくは・・・(大江戸時夫の東京温度)
娘のためなら容赦しない!☆ リュック・ベッソン『96時間 / TAKEN』 ☆(honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)

パンフレットの評価:★★★★(写真もそこそこ。出演者のインタービュー記事アリ。500円なら大満足)
縦500円


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