今までDVDやテレビでしか観たことがなかったスティーヴン・セガール作品ですが、日本を題材にしていることもあり一度スクリーンで観てみようとTOHOシネマズ川崎に出かけてきました。
観終わった第一印象は「セガールの日本を題材にした映画を作りたいという欲が空回りしてるなあ・・・・。」と思いました。確かに過去の日本を題材にした海外の作品は現実離れした日本を描きすぎの感があり、セガールも日本で何年も生活していただけに、自分がちゃんとした作品を作りたいという思いがあったのでしょう。
ヤクザのイメージ以外で日本文化のよいところを世界に見せたいという意欲は充分に伝わってきたのですが、それを意識しすぎて、アクションシーンが少なめになってしまい、セガール作品としては地味なものになってしまいました。
タランティーノのキル・ビルのように弾けてしまえばよかったのでしょうが、セガールのアイデンティティがそうさせなかったのでしょう。
少ないアクションシーンながら、敵のやられっぷりや日本刀のアクションはセガール・テイストを感じたのですが、ガン・アクションなどセガール作品独特の清々しいほどの激しさがなかったのが、残念です。
日本刀はセガールのほうが先駆者だとは思いますが、世界では「キル・ビルのパクリ」と受け取られてしまうのでしょうね。実際、明らかに影響を受けている感はあります。
現状、上映館も少なく、おそらく数週間で打ち切りのような予感がしますので、セガール・ファンの方であれば、12/1の映画の日にでも、観に行かれることをお勧めします。(レンタルでそこそこヒットするかもしれませんね・・・・。)
今まで、そこそこ面白い作品は出しているだけに、次回作は巻き返して欲しいものです。
パンフレット 評価:★★(表紙はかっこいいのだが、中身はイマイチ。評論記事でセガールのエピソードは面白かった。)
価格600円 18ページ 縦
参考:
イントゥ・ザ・サン@映画の森てんこ森
イントゥ・ザ・サン@映画生活
作品の評価(賛否両論?):
Into the Sun(邦題未定。多分イントゥ・ザ・サン)(なんちゃって映画評論 in the U.S.A)
イントゥ・ザ・サン(メルブロ)
『イントゥ・ザ・サン』(やっぱり邦画好き…)
『イントゥ・ザ・サン』を観たよ。(【待宵夜話】++徒然夢想++)
イントゥ・ザ・サン(評価:◎)(シネマをぶった斬りっ!!)
イントゥ・ザ・サン-映画を見たで(今年158本目)-(デコ親父は減量中(映画と本と格闘技とダイエットなどをつらつらと))
映画館「イントゥ・ザ・サン」 (☆163の映画の感想☆)
イントゥ・ザ・サン 06年49本目 (猫姫じゃ)
イントゥ・ザ・サン(Into The Sun) (Subterranean サブタレイニアン)
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