サブウェイ123 激突 – THE TAKING OF PELHAM 123 – (個人的評価:★★★)

デンゼル・ワシントンがキャスティングされているということとデンゼル・ワシントン対ジョン・トラボルタが「がっぷり四つ」ということで楽しみにしていた「サブウェイ123 激突」を観てきました。

本作は、サブウェイ・パニック(邦題)のリメイクですが、その作品は観ておらず、予備知識ナシで観るので、イメージからは、内容は『動』の戦いと思っていました。
実際観てみると、どちらかというと『静』の対決でした。よくよく考えてみると原題の『THE TAKING OF PELHAM 123』からして納得です。
2人は初の競演、しかも同い年だそうで、後で振り返ってみると息がピッタリのように見えました。ただ、2人の絡み以外のシーンは、脚本、映像ともあまり力を入れていないように見え、「サブウェイ・パニック」のエッセンスを無理やりちりばめているだけのように思えました。2人の絡み以外のシーンにも力を入れていれば、より締まった作品になったと思います。
個人的には、2人のバックボーンを「ネットの新聞記事」とか「調査結果」を口頭で言うだけではなく、ガーバーやライダーの人となりを映像にしたり、ライダー達の計画の全貌を掘り下げてみるとか、「運命的な対決」に至るまでのプロセスを描いていれば、彼らの「駆け引き」がより深みのあるものになっていたようにも思いました。

「サブウェイ・パニック」は私の好きな「スティング」に出ているロバート・ショウが「ライダー」らしく、DVD等で観てみたいと思いました。

参考:
サブウェイ123 激突 – goo 映画
サブウェイ 123 激突@映画生活

作品の評価:
サブウェイ123激突▲(どんくらの映画わくわくどきどき)
サブウェイ123 激突(映画君の毎日)

パンフレットの評価:★★★(デンゼルとトラボルタのインタビューあり。写真もまずまず。サブウェイ・パニックの簡単な紹介もあります。)
縦600円

オープニングということで入場に「ポストカード」をくれました(^^)

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トランスポーター3 アンリミテッド – TRANSPORTER3 – (個人的評価:★★★)

トランスポーター3 アンリミテッド」を観てきました。

テレビ朝日とタイアップして、日曜洋画劇場で「1」「2」を放映したりして、知名度アップを図ったり、「1」&「2」のダイジェストを冒頭にくっつけるなど「3」=「1」「2」を観てない「一見さん」おことわり的なイメージを払拭しようと涙ぐましい努力が伝わってきます。マーケティング的には「脱B級」を目指しているようにも見えましたが、残念ながらジェイソン・ステイサムのイメージからか「脱B級」とは行かなかったように思います。渋くってカッコいいアクション・スターのは確かなのですが、「地味」なスティーヴン・セガールとダブって見えるんですね・・・・。

個人的には、都市部でのカーチェイスが少なかったように感じ、何か物足りなさを感じました。
無駄に長いキスシーンのくだりは正直ダレましたが、元K-1GP王者セーム・シュルトとフランクの「ドリームマッチ」には少々ニンマリしました。

あと、同じ「EUROPA CORP」作品の「96時間」同様、ヒロインが決定的にキュートでなかったのが残念です。パンフレットを見ると、リュック・ベッソンが「ナンパ」したようなことが書かれてましたが、あまりヒロインには力を入れないのが、「EUROPA CORP」作品なのかもしれません。

参考:
トランスポーター3 アンリミテッド – goo 映画
トランスポーター3 アンリミテッド@映画生活

作品の評価:
「トランスポーター3 アンリミテッド」驚きはないが、安定したシーリーズ(soramove)
「トランスポーター3 アンリミテッド」 やはり「制約」があるほうがおもしろい(はらやんの映画徒然草)

パンフレットの評価:★★★(ジェイソン・ステイサムのインタビューあり。「1」「2」のおさらいも軽くあります。)
縦600円

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96時間 – TAKEN – (個人的評価:★★★)

アメリカでも意外なヒットを飛ばしたという「96時間」を観てきました。

リーアム・ニーソン扮するブライアンが異国の地で誘拐された娘を救出するために鬼気迫る執念と強引さで全速力で「敵」に迫っていくそのままにストーリーも強引に押しの一手で展開していきます。あとで振り返ると突っ込みどころ満載のストーリーなのですが、突っ込む暇もないくらいにラストまでに一気に押して押して押しまくります。その「強引さ」が「痛快さ」に繋がってヒットしたんだろうと思います。

個人的には「エピソードI/ファントム・メナス」の「クワイ=ガン・ジン」のイメージが強くスマートな印象を持っていたリーアム・ニーソンですが、なるべくアクションは自分で演じたそうで、「アクション・スター」としての意気込みが、スクリーンを通して伝わってきていたような気がします。

あと、おそらく「24 – TWENTY FOUR -」を意識して付けられた邦題「96時間」だとは思いますが、「一刻も早く!娘を救出!」という状況であるには違いないものの「残り96時間」という「タイムリミット」を意識させられるようなストーリー展開にはなっていないので、肩透かしを食らった気になりかけますが、ブライアンの「敵」を追い詰めていくまでの強引さと「敵」をバッタバッタ倒していく痛快さを楽しむのが「吉」だと思います。
最後に、残念だったのは、娘さんが正直、あまりキュートではなかったことでしょうか・・・。(その分個人的評価は★1個減点)

参考:
96時間 – goo 映画
96時間@映画生活

作品の評価:
「96時間」;惜しむらくは・・・(大江戸時夫の東京温度)
娘のためなら容赦しない!☆ リュック・ベッソン『96時間 / TAKEN』 ☆(honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)

パンフレットの評価:★★★★(写真もそこそこ。出演者のインタービュー記事アリ。500円なら大満足)
縦500円


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30デイズ・ナイト – 30 days of night – (個人的評価:★★★★)

上映館も元々少ない中、109シネマズ川崎で「30デイズ・ナイト」を観てきました。

予告編から「久々B級映画を軽いノリで観てみようか」くらいにしか思っていませんでしたが、意外や意外、「よくできたB級映画」でした。
エンド・ロールで「Produced by SAM LAIMI」を見つけ、製作にサム・ライミが絡んでいるのに気づき、質の高さに思わず納得しました。

30日間太陽が出てこない土地という「舞台設定」、独自の言語を話し、人間のようで若干人間と異なる顔立ちで、俊敏さとパワーを兼ね備え、ある程度の知性を持っている「化け物」のキャラクター設定、「化け物」が本格的な襲撃をしかけた時にあえて上からその惨状を映したカメラワーク(ある意味新鮮)、みんなが知ってる「化け物」のエレガントな殺し方でない斧を使った残虐な「化け物」の殺し方、ラストでの主人公エバンの(ある意味、想定外とも言える)渾身の「反撃」方法と見どころ満載の作品だと思います。

冒頭のシーンで、沈んでいく太陽を見ながら何かを感じ取っているようにも見えるエバンの一瞬の沈黙、街の入り口になぜかあるバロンの「人口表示」でこれから先の出来事を暗示しているような細かいシーンにもこだわっていて、奥の深さも覗かせています。

上映館も少ないゆえ、他のメジャー作品に押されて、知らぬ間に上映が終了してそうですが、知人にも勧めたい良質な「B級ホラー映画」だと思います。

※日本公開が2年も遅れた理由がよくわかりませんが、次回作に期待したいですね・・・・。ないか?

参考:
30デイズ・ナイト – goo 映画
30デイズ・ナイト@映画生活

作品の評価:
「30デイズ・ナイト」恐いって!(シネマ親父の“日々是妄言”)
30デイズ・ナイト 30 Days Of Night(見てるか、B級!? )※ネタバレ注意かも
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ナイトミュージアム2 – Night at the Museum: Battle of the Smithsonian – (個人的評価:★★★)

前作は期待薄にもかかわらず、意外に面白かったナイトミュージアムの続編「ナイトミュージアム2」を観てきました。

今度の舞台は、ワシントンDCのスミソニアン博物館と大風呂敷を広げた格好でストーリー的に収拾がつくのか不安でしたが、それも杞憂に終わりました。前作以上に突っ込みどころ満載のゆる~くて軽~いストーリーでしたが、ラリー=ベン・スティラーの軽さがそれを帳消しにしていて、リラックスして観られる作品だと思います。ゆるくて軽いとはいいながらも、それなりにしっかり脚本は練り込まれているので、ただのおちゃらけムービーに終わっていません。今回は、まさに一夜の夢物語で、気分転換に観るには、うってつけの作品で、前作の博物館の展示物キャラも大勢出てくるのも、前作からの「リピーター」の心をくすぐるようでよかったです。

参考:
ナイト ミュージアム2 – goo 映画
ナイト ミュージアム2@映画生活

作品の評価:
ナイトミュージアム2 [映画](映画鑑賞★日記・・・)
ナイト・ミュージアム2(Akira’s VOICE)

パンフレットの評価:★★★★(展示物の解説アリ。写真も豊富。出演者のインタービュー記事アリ)
変形600円


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G.I.ジョー – G.I.JOE THE RISE OF COBRA – (個人的評価:★★★)

さっそく「G.I.ジョー」を観てきました。

副題の「THE RISE OF COBRA」から「G.I.ジョー・シリーズ」のオープニングを飾る作品であることは想像でき、予想通り、「顔見世興行」的な内容でしたが、最初にしては、「アクセル全開」でストーリーが展開していったので、じっくり堪能できました。エッフェル塔倒壊を防ぐべくパリへ急行する下りは特に迫力がありました。ただ、後で振り返ると「アクセル全開」すぎて、ストーリーが大雑把に感じたのと、特に北極海での戦いでは、サウンド・オブ・サンダーのような雑なCGに違和感を感じましたが、オチが想定外だったので相殺できるのかなと思いました。本作では、主役のデュークが「覚醒前夜」で、まだまだ地味で、バロネス=アナ(シエナ・ミラー)のほうが主役を喰っている感は否めなかったので、次回作以降の「覚醒」ぶりに期待したいです。あと、イ・ビョンホン=ストームシャドーはハリウッドだと他のアジアのスターほどの存在感は示せてないように思いました。今後のイ・ビョンホンの活躍にも期待したいですね。

参考:
G.I.ジョー – goo 映画
G.I.ジョー@映画生活

作品の評価:
G.I.ジョー☆★G.I. JOE: THE RISE OF COBRA(銅版画制作の日々)
「G.I.ジョー 」これぞハリウッド、何も考えず映像を楽しみたい(soramove)

評価:★★(インタービュー記事は豊富だが、解説、プロダクションノート、ストーリーの説明がまったくなく、写真も少ないように思いました。)
縦700円


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レスラー – The Wrestler – (個人的評価:★★★★)

上映館も少ない中、ようやく有楽町のシネ・シャンテで「レスラー」を観ることができました。

レスラーの悲衰がよく描かれていると思います。
『自分の一挙手一投足に観客が沸く』のが一種の麻薬になり、ステロイドに走る、より観客の声援に応えるべくハードコアに走ったりするのも、自分がより輝くためであるのですが、リングでしか輝くことができなくなっているのも確かで、ミッキー・ロークの生き様にもダブるし、日本やアメリカのプロレス・メジャー団体をお払い箱になったレスラーの現状にもダブります。

ミッキー・ローク=ランディ・”ザ・ラム”ロビンソンだけを描いたのであれば、一介の「レスラー」の悲哀を描いた映画に終わっていたと思うのですが、ストリッパー・キャンディの悲衰も描いているところがこの映画の「深み」にもなっています。
バーに通って、一線を越えたいと思っているランディに対して、頑なに一線を超えるのを拒み続けるキャンディも「プロ」であり、ドサ回りでもプロレスを続けて、もう一度メジャーのマットに上がりたいという夢を持ち続けるランディも「プロ」であり、そのキャンディがランディの「プロ魂」に共感を覚えるのもわかる気がします。

ミッキー・ローク、マリサ・トメイも映画界(実生活)で栄光と挫折を経験したからこそ、ランディ、キャンディを違和感なく演じることができたのであり、挫折を自分の人生の肥やしとして生かそうと決意して、体当たりでこの作品に取り組んだ意欲がスクリーンから伝わってきたように思いますし、この映画の深い味わいを醸し出しているように思いました。

私には、この映画が「おっさん、おばさん(今風にいうとアラフォー)の応援歌」だと解釈しましたが、観る人によって、受け取り方がさまざまになりそうな映画と思います。

あと、ロードショー中に日本では三沢光晴の「事故死」という悲しいニュースがありました。彼を取り巻く状況はランディほど悪くはなかったですが、この作品を観て、三沢光晴が「リングに立ち続けたい」「自分の意に反してリングに立たなければならない」理由が少しでも理解できた気がします。
改めて、三沢光晴氏の冥福を祈りたいと思います。

参考:
レスラー – goo 映画
レスラー@映画生活

作品の評価:
レスラー(映画ありのまま)
「レスラー」とダメ・ミッキー(大江戸時夫の東京温度)

評価:★★★(ニューヨーク映画祭時のインタービュー記事あり。珍しく評論がよかった)
縦700円


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ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince – (個人的評価:★★★)

さっそく「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を見てきました。

今回は噂されている次作の『繋ぎ』と見ていましたが、実際に観ても想定どおりでした。
題名にもなっている『プリンス』が劇中で誰かが明らかになりましたが、それがどのような鍵を握っているのかがよくわからず、正体が明らかになっても、いまいちピンと来なかったですね。
『あの人』の誕生秘話の『さわり』はわかりましたが、『プリンス』と『さわり』を明らかにするのに二時間半もかけたのか思えるほど見せ場という見せ場もなく終わったような印象でした。
次作以降の伏線のようなエピソードも本作に入っているのでしょうけど、一見、重要でないようなエピソードも多く、その分、上映時間が2時間半になってしまったと思ってしまうと、もう少しすっきり見せられなかったのかなという気もしました。イマイチだった「繋ぎ」の本作からの次作でどう発展していくのか、2部作の最初をどう持ってくるのか、お手並み拝見ですね。

参考:
ハリー・ポッターと謎のプリンス – goo 映画
ハリー・ポッターと謎のプリンス@映画生活

作品の評価:
ラブ☆コメ映画の金字塔w「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(好き。)
ハリー・ポッターと謎のプリンス 【称号:凡作 】(映画細胞~CinemaCell)

評価:★★★(800円だからさすがに写真は豊富。それ以外はイマイチ)
縦800円


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ノウイング – KNOWING – (個人的評価:★★★★)

ノウイングを観てきました。

アメリカでは批評家のウケが悪く、それに反して、まずまずヒットした作品だったそうなのですが、個人的には、映像的なインパクトがかなりあって、それ以降の映像をリアルに感じてしまい、すべて受け入れてしまう妙な説得力がある作品でした。

CMや予告編の航空機の墜落、地下鉄がホームに突っ込むシーンがハイライトにはなるのですが、現場で立ち会ってしまったようなそんな臨場感、惨事を防げずに、何もできなかった無力感を主人公と共有してしまう妙な説得力がありました。以降、目の前で繰り広げられる映像は、額面以上の妙なリアル感を感じるようになったので、作品にグイグイ引っ張られる感じが心地よく、ラストもどう「オチ」をつけるのかと思いましたが、納得の行くものだったと思います。

あと、劇中に流れる「クラシック音楽」も効果的だったと思います。
(あとで調べると「ル・ポネ101さんの記事」にベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章で「落下の王国」でも使われていたとのことで、どこかで聞いたことがある曲だと思いました。)

ニコラス・ケイジの作品では、「NEXT」も面白かったですが、本作も彼の代表作の一つになりうるかもしれないと思います。

参考:
ノウイング – goo 映画
ノウイング@映画生活

作品の評価:
ノウイング  ▲(どんくらの映画わくわくどきどき)
ノウイング(すたほ~映画・本の部屋~)
ノウイング(ル・ポネ101)

評価:★★★(写真は豊富。ニコラス・ケイジのインタビュー記事あり。スーパーフレアとか劇中に出てくるキーワードの説明が欲しかった。)
変型600円


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ウィッチマウンテン/地図から消された山 – Race to Witch Mountain – (個人的評価:★★★)

さっそく、「ウィッチマウンテン/地図から消された山」を観てきました。

個人的には、元WWEのザ・ロックことドゥエイン・ジョンソンが主役ということで、楽しみにしていたのですが、役柄が「刑務所上がりのタクシー運転手」ということで、元レスラーというところをあまり活かせておらず、華がない地味な主役だったような気がしました。

唯一「お~っ」と思ったのは、「ウイッチマウンテン」から「物体」が飛び去るシーンで「未知との遭遇」のデビルズタワーからマザーシップが出現したときとそっくりなので、懐かしく思いました。

ストーリーは面白かったのですが、メリハリがなく淡々と進行していくので、映画というよりは、遊園地等のアトラクションを見ているようでした。子供連れで行く映画としては、ハズレではないかもしれません。編集も雑でシーンの切り替わりが「B級映画」のようにブツ切りになっている場面も多々あったと思います。

ジェットコースター・ムービーのようなテンポよいノリで進めていったということなのでしょうけど、1時間40分くらいなので、もうちょっと、登場人物のエピソードを盛り込むなど、ストーリーに深みを持たせてもよかったと思います。

ラストの雰囲気的には、次回作も製作するような含みを持たせたように感じましたが、「ザ・ロック」がもっと弾けないと厳しいと思いました。

参考:
ウィッチマウンテン/地図から消された山 – goo 映画
ウィッチマウンテン/地図から消された山@映画生活

作品の評価:
ザ・ロック(元)と、サイキック・ティーンエージャー(えんたほ)
【映画評】ウィッチマウンテン/地図から消された山(未完の映画評)

評価:★★★(写真はそこそこ。各出演者のインタビュー記事あり)
縦600円


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ザ・スピリット – The SPIRIT – (個人的評価:★★)

上映最終日だったので、駆け込みで「ザ・スピリット」を観てきました。

シン・シティは意外に面白かったのですが、本作はシン・シティのような独特の世界観ではあるもののコミックっぽくなりすぎて、ウォッチ・メンを観たときのように違和感を感じながら観ていました。

主人公が、カメラ目線で語りながらストーリーが進行していくのも、個人的には受け入れづらく、イマイチでした。

シン・シティ同様、サミュエル・L・ジャクソン、スカーレット・ヨハンソン、エヴァ・メンデスと豪華キャスティングなのですが、あまり活きていないように見えました。
やはり「餅は餅屋」、フランク・ミラーは、いままでのように共同監督で映画を作るか、アドバイザーに徹したほうがよいような気がします。

参考:
ザ・スピリット – goo 映画
ザ・スピリット@映画生活

作品の評価:
ザ・スピリット(トンボネコ)
「THE SPIRIT」を観る(紫@試写会マニア)

評価:★★(各出演者のインタビュー記事はあるが、価格のわりに内容がイマイチ)
縦800円


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トランスフォーマー/リベンジ(IMAX版) – Transformers: Revenge of the Fallen – (個人的評価:★★★★)

さっそく、109シネマズ川崎のIMAXシアターで「トランスフォーマー/リベンジ」を観てきました。


最初は映像よりは音響が立体的で非常に迫力があって斬新な感じでした。ただ、映像は、DLP Cinemaを大画面で見せられている感じで、DLP Cinemaであることのメリットのひとつの字幕が観やすいしかくらいしか感じませんでした。普段は、レイトショーでの鑑賞が主というのもあるかもしれませんが、割引なしの料金2000円では、コスト高のように感じました。

肝心なストーリーですが、前回は顔見世興行的な面もあり、登場人物の紹介も交えながらという展開だったので、『最初はこんなもんでしょうがないか』という感じでしたが、今回は登場人物、オートボット達のキャラが認知されていて、ストーリーの本筋が深く描ける状況にはあったので、二時間半の上映でしたが、集中して楽しめました。『遊び』もあり、今回は製作側の余裕も感じられるなど、じっくり作ってるという印象でした。ディセプティコンの「新キャラ」もスケールアップして、合体したサイクロン掃除機のようにありとあらゆるものを吸い込みつくす「デバステーター」とか人間にトランスフォームする「アリス」やバラエティに富んだ敵がこれでもかと登場するのも興味を惹きました。

終わり方に唐突な感があるのは、前作同様なので、このシリーズは今後もこういう終わり方なのかもしれませんが、もうちょっと一工夫欲しい気もしましたが、全体的には、前作の不満な部分をフィードバックして製作したような気遣いが感じられる作品でした。

参考:
トランスフォーマー/リベンジ – goo 映画
トランスフォーマー/リベンジ@映画生活
トランスフォーマー: リベンジ(Wikipedia)

作品の評価:
トランスフォーマー/リベンジ(勝手に映画評)
一作目よりもより擬人化がすすんだ「トランスフォーマー/リベンジ」(てんシネ探検隊)

評価:★★(もうちょっとお金をかけてもよかったのでは?と思わせる内容でした。)
縦500円




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ラスト・ブラッド – BLOOD THE LAST VAMPIRE – (個人的評価:★★)

上映最終週なので、駆け込みでラスト・ブラッドを観てきました。


国際色豊かなキャスティングなのですが、VFXや舞台となる70年代の日本の風景等B級感満載の作品でした。中途半端なワイヤー・アクション、オニとのちゃっちい格闘シーン、ストーリーも大雑把でぶっ飛び感全開でした。「新境地開拓か?」と期待していた小雪も英語のセリフをしゃべるのが精一杯でまったく悪(ワル)の威厳などまったくなくイマイチな作品でした。
元は日本のデジタルアニメの作品だそうですが、題材は悪くないと思うので、脚本等しっかりしていれば、もっとマトモな作品になっていたのではないかと思いました。

参考:
ラスト・ブラッド – goo 映画
ラスト・ブラッド@映画生活

作品の評価:
[映画]ラスト・ブラッド~アクション張り切りすぎ(NOW HERE)
ラスト・ブラッド(北浦和映画劇場)

評価:★★★(チョン・ジヒョン、小雪のインタービュー記事アリ)
縦600円



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ターミネーター4 – Terminator Salvation – (個人的評価:★★★★)

さっそく、ターミネーター4を観てきました。

際限なく「無理繰りシリーズを続けるのか?」と懐疑的なところはあったのですが、今までのシリーズで詳しく描かれていない「審判の日」以降のエピソードを描いていくということで、二時間弱が非常に短く感じるくらい最後まで集中して見られました。本作は「新3部作」の位置づけらしく、そのシリーズのオープニングとしては、「顔見世」的な作品になっていて、これからパワーアップしていくような抑え目の内容になっていると思います。

クリスチャン・ベールが違和感なく正義感溢れるジョン・コナーを演じています。
観終わってから、実は「ターミネーター3」を観ていなかったことに気がついたのですが、観ていなくとも、違和感なく観られると思います。
次作以降はカイルを未来へ送り込むまでのエピソードが描かれるのでしょうが、今後、どういう展開を見せていくのかわかりませんし、そもそもターミネーター以降、2つの未来、いわゆる「パラレルワールド」が進行していることになっているはずなので、どう落とし前をつけていくのかも見ものです。
アメリカでは、ナイトミュージアム2にオープニング週の興行成績トップを譲ったようですが、目新しさの少なかった内容や市場の「まだターミネーターやるの?」と一種の「拒否反応」が示されたということなのかしれません。次作以降で巻き返せるかも見ものです。

参考:
ターミネーター4 – goo 映画
ターミネーター4@映画生活

作品の評価:
[映] ターミネーター4(マイキーのドラマルーム)
ターミネーター4 TがBに落ちてく~ぅぅぅΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛ガーン!!(労組書記長社労士のブログ)

評価:★★★(若干高いですが、前作までの解説等内容は充実)
縦800円


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スタートレック – STARTREK – (個人的評価:★★★★)

さっそく、「スター・トレック」を観てきました。

本作を観てまず思ったのが『宇宙大作戦』時代の乗組員とのよくなんとなくよく似ている人を探してきてキャスティングしたなと感心し、脚本が絶妙だと思いました。
そういう配慮?もあって違和感なく『エイブラムス版スター・トレック』も受け入れられました。

スター・トレックは1979年の映画版を見たのが最初で、その当時は、エンタープライズ号乗組員たちのキャラクターもあまりわからず面白さも半減していたのですが、当時、運よく夜中に関西テレビでテレビ版の『宇宙大作戦』が再放送されていたので、だいぶキャラクターを把握でき、「スター・トレックII カーンの逆襲」以降は面白さが倍増しました。

本作は、乗組員同士のユーモアに富んだ会話もそのままですし、なんといってもレナード・ニモイの出演は涙ものでした。いろいろな意味でうまく『引き継ぎ』が果たせてよかったと思います。
今回は顔見世的要素も強かったとは思いますが、「宇宙大作戦」時代のスター・トレックを観ていない人には、「入り口」としては十分な内容ですし、私のような少しでも知っている人間には、宇宙大作戦時代のスター・トレックの面白さを再度堪能できる作品になっていると思います。
個人的には、次回作以降、元ジェームス・T・カークのウィリアム・シャトナーにも「カメオ出演」してもらいたいですね。

参考:
スター・トレック – goo 映画
スター・トレック@映画生活

作品の評価:
●スター・トレック(26)(映画とワンピースのこでまり日記)
スタートレックなんて過去のもんだ!でも今回のスタートレックは超すげえぞ!!自慢だけど開始10分で泣いたぞ!(941::blog)

評価:★★★(若干高い分、写真は豊富)
縦700円


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バビロン A.D. – BABYLON A.D. – (個人的評価:★★)

あいにくの大雨でも、金曜日で上映が終了するので、「バビロン A.D.」を急いで観てきました。

キャスティングよし、時代設定等素材よしなのに、未完成度全開の作品でした。
キャスティングに費用をかけすぎて、編集にかけられなかったのか?脚本家組合のストライキの影響で、脚本が練られなかったのか?実情はわかりませんが、詰めが大甘の作品となってしまいました。

ブレードランナーの舞台のような町並み等映像的には面白いところは十分にあったのですが、ストーリー的にメリハリがなく、原作の上っ面をなめるように展開していっていたように思います。

映像をひと通りつなげてみて、これから編集等でメリハリを付けていく「たたき台」の作品を見せられているような気がしました。

監督や製作スタッフが飽きちゃったのではないかと邪推してしまうくらいで、製作スタッフがさらに数ヶ月かければ、作品としての完成度が十分に上がるような気がして、非常にもったいない作品だと思います。

注:「ホラーSHOX [呪]」さんで製作でトラぶった旨の記述を見つけました。ある意味ナットクです。

参考:
バビロン A.D. – goo 映画
バビロン A.D.@映画生活

作品の評価:
映画|バビロン AD|Babylon A.D.(ホラーSHOX [呪])
バビロン A.D.(だらだら無気力ブログ)
[映画] バビロン A.D(神なる冬)

評価:★★★★(作品とは対照的に高評価です。写真も豊富)
縦500円



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グラン・トリノ – grantorino – (個人的評価:★★★★★)

上映終了が近づいてきたので、駆け込み気味に「グラン・トリノ」を観てきました。

『イーストウッド流オトシマエのつけかた』がお見事でした。
セリフ中心でじっくり見せながらストーリーは展開していくのですが、チェンジリング同様過度でなく抑え目の展開もぐいぐいスクリーンにひきつけられ、一介の『復讐劇』で終わらないところがこの作品の魅力になっているのでしょう。

ハリー・キャラハン=クリント・イーストウッドというイメージで「復讐劇」にありがちなラストシーンを想像してしまうのも意表をつくラストシーンへの驚きにもつながっていると思います。

最初はさすがに年老いた姿が気の毒に見えたのですが、ストーリーが展開するにつれて、輝きを増した「老いてもなお健在」のクリント・イーストウッドを観られたのもよかったと思いますし、レッドクリフ PartIIを観た直後だけに、製作費をかけたブロックバスター・ムービーにはない魅力がいっぱいの作品だったと思います。映画の奥深さをこの2日間で改めて感じたような気がします。

参考:
グラン・トリノ – goo 映画
グラン・トリノ@映画生活

作品の評価:
グラン・トリノ:クリントイーストウッドが描いた古きアメリカの総括(ビールを飲みながら考えてみた…)
グラン・トリノ(INTRO)

評価:★★(評論・コラム多すぎ。それで800円はボッタクリ!パンフレットはレッド・クリフと対照的に高価でも低評価)
横800円


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レッドクリフ PartII -未来への最終決戦- – redcliff part II – (個人的評価:★★★)

前売券は買っていたものの見そびれていた「レッドクリフ Part II」をようやく見てきました。

製作費を存分に投入しているだけあって『赤壁』の攻防はスケールと迫力を感じました。
ただ、スローモーションを多用しすぎているように思いましたし、船の炎上シーン(CG)は「亡国のイージス」みたいな「手抜き」が見られたのが若干残念でした。
また、「I」でもそうだったのですが、若干間が長いシーンもあり、集中力が切れそうになったところもありました。(見に行く踏ん切りがなかなか付かなかった理由でもあるのですが・・・。)
曹操側と周瑜側を対比しながら見せるのは、わかりやすくてよかったと思いますし、映像自体はよく練られたものだと思いました。
味方(観客含む)を手玉に取るストーリー展開もよかったと思います。

ただ、唯一惜しむらくはラストで「えっ?それで終わり?」と若干拍子抜けした感はあったので、もっと大胆に斬り込んで史実離れした終わり方でもよかったのかなと思いました。(さすがにそれは中国人が許してくれないかな・・・。)
最初から最後まで見応えある映像だったので、欲張りすぎかもしれませんが・・・。

あと、小喬=リン・チーリンは中国人離れした美しさがあり、映画初出演とは思えないほどオーラがありましたね。ジョン・ウーが自作品で使っていったり、彼女自身、今後ワールドワイドで活躍しそうな予感がします。
ここまで存在感を示せるのなら、今度は悪のヒロインとかやってもらいたいですね。
欧州向けに「I」&「II」合わせた145分バージョンというのもあるそうなので、一度見てみたい気がしました。

参考:
レッドクリフ PartII -未来への最終決戦- – goo 映画
レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―@映画生活
レッドクリフ(Wikipedia)

作品の評価:
レッドクリフ2(映画の話でコーヒーブレイク)
「レッドクリフ Part-未来への最終決戦-」誰?こんな長いサブタイ付けたの(シネマ親父の“日々是妄言”)

評価:★★★★★(600円ですべてが充実。ストーリー、写真、解説「人物相関図etc」付きで映画の余韻を楽しめます。おまけ画像プレゼントありの携帯電話専用のアンケートページあり)
縦600円


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消されたヘッドライン – STATE OF PLAY – (個人的評価:★★)

ラッセル・クロウ×ベン・アフレックということで興味を持った消されたヘッドラインを観てきました。

CMとかキャッチコピーで煽ってた割には、『巨悪』の『真実』に近づくたびに殺されそうになるような緊迫感もなく、スクープを力ずくでモノにする記者にありがちな破天荒感もなく、何よりも肝心な事件の核心部分を派手な演出や回想シーンではなく台詞等でさらっと流してしまうという地味な展開で終わってしまう期待ハズレな作品でした。

原作はBBC製作のテレビドラマだそうですが、原作について調べてみると原作のような「意図」で作られたのであれば、日本での「予告編」が明らかにミス・リードを意図的に狙ったとしか思えません。公式サイトの予告編を観ても、明らかに別のスト-リー展開に見せかけているフシが伺えます。
もともと地味で後でよくよく振り返ると味わい深い話なのですが、テレビドラマ並のスケールのままではなく、映画らしい演出や脚本でもう少しメリハリをつけてくれれば、原作の「意図」もすぐに理解できて、本作の本当の面白さが伝わってよかったのではないかと思います。

日本ではこういう煽り方をしないと映画館に足を運んでくれないと判断はわからないでもないですが、もう少し違った予告編の内容にしてくれないと「受け入れられるギャップ」と「受け入れられないギャップ」があると思います。今回は「受け入れられないギャップ」で度を越していると思いました。

参考:
消されたヘッドライン – goo 映画
消されたヘッドライン@映画生活

作品の評価:
『消されたヘッドライン』State of Play ・・・オリジナルはシニカルな佳作だったが・・・。(HALTANの日記)
【消されたヘッドライン】(shamr_blog/真夜中まであと2分)

評価:★★(評論家のコラム多すぎ。監督と出演者のインタビュー記事あり)
縦600円


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天使と悪魔 - ANGELS AND DEMONS – (個人的評価:★★★★)

さっそく、公開初日(レイトショー)、TOHOシネマズ川崎にて、「天使と悪魔」を観てきました。

約二時間二十分と長尺でしたが、原作をまったく知らない私には最後まで堪能できました。
ダヴィンチ・コードは原作の呪縛?なのか、ストーリー的にもわかりづらい面があって、個人的には期待していたほどではなかったのですが、本作は、「脚本家組合のストライキ」が功を奏した?のか、よく練られた脚本とキャスティングの妙(特にリヒター隊長と「カメルレンゴ」)もあって味わい深い作品になっていると思います。

ラスト間際で「それで終わるの?そりゃないよ!」と思わせといてのちょっとしたどんでん返しがあるのも個人的には「高得点」です。また、文庫本で「上」「中」「下」とあるくらいので、原作のエッセンスをかなり削いでいると思われるのですが、「ダヴィンチ・コード」の反省?を活かして、無理にセリフで説明しないような構成にしたのがよかったのかなと思います。

トム・ハンクスも「ダヴィンチ・コード」よりはラングトン教授役が板についてきたのかなと思います。個人的には、シュトラウス枢機卿(「ザ・バンク」にも出ていたアーミン・ミューラー=スタール)が印象に残りました。

久々、間を置かずもう一度映画館で観てみたいと思わせる作品、原作を読んでみたいと思わせる作品だったと思います。

評価:★★★(主要キャスト、監督のインタビュー記事アリ。原作翻訳者の映画評には共感しました。)
縦600円

参考:
天使と悪魔 – goo 映画
天使と悪魔@映画生活
天使と悪魔(小説版)(Wikipedia)

作品の評価:
天使と悪魔(★YUKAの気ままな有閑日記★)
[映画]天使と悪魔~原作削除部分がもたらす「面白いけど、だからなに?」(NOW HERE)
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